1月17日の誕生花は「ナズナ」
1月17日の誕生花・ナズナの花言葉は「すべてを捧げます」
《ナズナ 漢字で書くと?》
ちょっと難しいのです、「薺」です。
漢字表記だと、硬派な印象ですが、平たく申し上げると・・・
いわゆる「ぺんぺん草」です。
昨日(1月16日)のゴージャスな花から一転、一気に下町・野っぱらにやって参りました!
偶然ですが・・・ちょっとほっとしますかな。
《どうしてナズナは「ぺんぺん草」?》
開花後の実の形が、三味線の「ばち」に似ていることから、「ぺんぺん草」となりました。
小さな「ハート」にも、見えますね。
《ナズナの基本情報》
アブラナ科。耐寒性1年草。
「春の七草」の一種です。
原産地は、西アジアとされ、日本へは麦とともに入ってきたと考えられています。
生育サイクルが、麦とほぼ同じため、麦畑にはつきものの雑草だったようです。
現在も、田や畑・空き地など、「人里」でごく普通に見られます。
花期は、3~5月。
その後、初夏にかけて種がこぼれ、しばらく休眠したのち秋の終わりに発芽。
地面に葉をひろげ、はりつくような状態(ロゼット状)で年越し、春に花茎を伸ばして花を咲かせるというサイクル。
草丈は、10~40センチ。
直径数ミリの、白い4弁花をつけます。
《ナズナ 名前の由来は?》
名前の由来は、いくつか説がありまして、
〈その1〉
夏には生えていない、「夏には無い」ことから、「夏無(なつな)」が由来
〈その2〉
「切り刻む」という意味の「ナズ」に、「菜」がついて、「ナズナ」になったという説
〈その3〉
なでたいほどかわいい花、の意味、「撫菜(なでな)」から「ナズナ」になったという説
〈その4〉
「滞(なず)む菜」、冬の間、地面にへばりついてちぢこまっている様子から
う~ん。
どうでしょうか。
《ナズナは「七草がゆ」の必須アイテム!》
ちなみに、「七草がゆ」に入れて食べるようになったのは、平安時代ごろから。
江戸時代には、七草がゆの時期になると「ナズナ売り」が町を歩いていたということです。
今でいうとさしずめ、スーパーで売っている「七草セット移動販売」!
・・・てな感じでしょうか。
「とれたてぇ~、新鮮~」といった売り声だったかどうかは、わかりませんが。
花茎が立っていない株の根もとの葉を切りとり、さっと塩ゆでして、七草がゆだけでなくあえ物、おひたし、即席漬け、汁の実などにすると、おいしいそうです。
管理人は、近所で採った「ツクシ」を食べたことはありますが、「ナズナ」は、七草セットにちょっぴり入っているもの以外単独で食べたことは、ないんですね~。結構、普通の菜っぱ感覚で、食べられそう。
チャレンジしてみようっと。
実践のあかつきには、「ナズナ食べてみた」レポートを、お送りしたいと思います。
「すべてを捧げ」られたら、こちらも、誠意を持って、味わいたいものでございます。
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