4月9日の誕生花は「アカシア(ミモザアカシア)」
4月9日の誕生花・アカシア(ミモザアカシア)の花言葉は「優雅」
《アカシアは「ミモザ」とも呼ばれます》
通称「ミモザ」。
近頃はこっちの呼び名の方が一般的になっているようですね。
日本における「アカシア」は、白い花の「ニセアカシア」がイメージされることが多いようです。
この場では、併記させていただきます。
「卵黄のそぼろ」をのせたサラダが「ミモザサラダ」と呼ばれるのは、
見た目の印象を、黄色いこの花にみたてたからなんですね。
《アカシア(ミモザ)の基本情報》
マメ科。常緑低木および高木。
およそ600種が南半球の熱帯、亜熱帯に分布。
オーストラリアに特に多く見られます。
そのうちの「フサ(房)アカシア」は、オーストラリア原産で、明治時代末期に渡来しました。
やせ地でもよく育ちますが、やや寒さに弱く、関西より南の比較的暖かい地方でよく植えられているようです。
樹高は、8~15メートル。
花期は、2~4月。
本当に卵のそぼろの様に見える黄色い小花を、びっしりと咲かせます。
「ミモザ」という英名は、もともと「オジギソウ」の属名だったのですが、いつの間にかこの花のことを指すようになっていったようです。
18世紀後半に、歴史の教科書にも出てくる探検家「キャプテン・クック」によってイギリスにもたらされ、広がっていきました。
《アカシア(ミモザアカシア)は、ヨーロッパでは春を告げる花》
ヨーロッパでは、「春を告げる花」として、とても人気です。
いわば、日本における「ソメイヨシノ」的存在。
南フランス・プロバンス地方では、開花に合わせて(2月中旬ごろ)、春の到来を祝う「ミモザ祭り」が行われます。
ミモザの花や蜂蜜を売る屋台が並び、ミモザの花で飾られた山車が町をねり歩き、華やかなパレードが行われます。
民族楽器を手に、一夜を踊り開かすことも。
また、イタリアでは、3月8日の「女性の日」に、お世話になった女性にミモザの花を贈る習慣があります。
町には、ミモザを売る出店が臨時に登場。
日本の年末の「正月飾り売り」みたいなもんでしょうか。
厳しい冬が終わり、待ちに待った春の到来は、どこの国でもお祝いなんですね。
《「黄色いアカシア」と「白いアカシア」の違いは?》
「アカシアって、白いフジみたいな花じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本の小説や歌によく出てくる「アカシア」は、白い花をつける「にセアカシア」のことが多く(「アカシアの雨にうたれて」、「アカシアの大連」など)、北海道などでよく街路樹にされているのもこちらです。
日本には、白い花のアカシアが、ミモザアカシアよりも先、明治時代に導入されたのです。
もともとの「本家アカシア」は、黄色い花のミモザアカシアなのですが、先着! しちゃったわけですね。
その後、「本家じゃないや」ってことで、白い花の方は「ニセ(偽)」が後付けされちゃった。
なんか、かわいそうな感じもしますが!
もう、こうなったら、黄色い方は「ミモザ」、
白い方は「アカシア」でいいんじゃないでしょうか!?
「優雅」という花言葉は、黄色い花をたっぷりとつけたしなやかな枝が、風にそよぐ様子を表したようですね。
《ミモザアカシアの「みどころ」&「開運ポイント」》
ほんとうに「裏ごしした卵の黄身」にそっくりな花。
おいしそうなことに加え(!)、黄色には、食欲増進の作用があるので、食卓付近に飾ることで、健康な心身づくりをサポートしてくれます。
このページへのリンクは以下のタグを貼り付けて下さい。