9月10日の誕生花は「シュウカイドウ」
シュウカイドウの花言葉は「片思い」
《シュウカイドウ 漢字で書くと?》
9月10日の誕生花・シュウカイドウのご紹介です。
漢字では、「秋海棠」と書きます。
「秋のカイドウ」の意味。
確かに、美しいサンゴ色がカイドウ(こちらは春の花)を思わせ、
長めの花茎を枝垂れさせる咲き方も、似ています。
しかし、お花そのものは、しっかりベゴニア。
シュウカイドウ科。多年草(球根植物)。
原産地は、中国南部からマレー半島にかけて。
日本への渡来は、江戸時代の初め、寛永年間(1624~43年・3大将軍家光の時代)・・・とされています。
草丈は、60~70センチほど。
半日陰を好み、北側の斜面などでもよく育ちます。
耐寒性もあって、2000種とも言われるベゴニアの仲間では、戸外で「日本の冬」を越すことができるのはこの種だけ。
「雌雄異株」なので、両方植えないと殖えないと思いきや、
葉の付け根に、発芽能力のある「むかご」をつくり、時期がくると地面に落として、新しい株を作ります。
ゆえに、単体でも問題なし。この方法は、ユリと同じです。
花期は、9~10月にかけて。
ピンク、または白の花は、真ん中の黄色い雄しべがアクセント。直径は3センチほどです。
《シュウカイドウと「新ショウガ」!?》
葉柄(葉の茎)や花茎も赤みがかって、全体にほんのり優しげ。
秋雨にしっとり打たれていたりすると、いい雰囲気~。
でもちょっと、「谷中ショウガの酢漬け」っぽい!?
花茎の部分を見ると、なんか連想するんですよね~^^;
ちょうどこの時期、葉つきのショウガが出回りますし。
全草に「蓚酸(しゅうさん)」を含み、噛むと酸味がするとのこと。
この成分には殺菌作用があり、葉をすりつぶして、皮膚病の薬として利用されます。
《シュウカイドウ 花言葉の由来》
「片思い」という花言葉は、左右非対称の、ハート型の葉が由来。
左右が重ならないハートを、通じることのない思いに、たとえたもの。
切ない秋に、切ない思いをかみしめる・・・、そんなひとときが、人を大きく、深くしてくれるのです。(多分・・・きっと・・・)
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