9月6日の誕生花は「ヨルガオ」
ヨルガオの花言葉は「妖艶」
《ヨルガオは夜に咲く花》
9月6日の誕生花・ヨルガオのご紹介です。
夜開くから「夜顔」。
かんぴょうの材料になる「ユウガオ(夕顔)」とは、
別の種類ですが、
「ユウガオ」で出回っていることが多いようです。
アサガオよりも大輪の花を咲かせます。
《ヨルガオの基本情報》
ヒルガオ科。一年性つる植物。
本来は常緑多年草ですが、
耐寒性があまりないため、日本では一年草扱いです。
それもそのはず、原産地は、熱帯アメリカ。
日本への渡来は、明治の始め。一説には「1868年」、明治元年とされています。
もともと強健な性質ゆえ、つるの長さは、10メートルにもなります。
花期は、7~9月にかけて。
直径15センチくらいの、アイボリーホワイトの一日花を咲かせるのは、夜。
だいたい午後4時過ぎに開き始めます。
日が暮れて、辺りが真っ暗になるころには、優雅な香りを漂わせながら、月明かりに輝くのであります。
《ヨルガオの別名》
「夜開草」という別名の通り。
夜目に、ぼうっと浮かび上がる姿は、「地上の星」ならぬ「地上の月」といった風情でしょうか。英名もスバリ「ムーンフラワー」です。
夜明けと共にしぼんでしまう、はかない命。
《夜咲く花の共通点は?》
この花も芳香があるので、「白くて良い香り」という「夜咲く花の大原則」に、忠実にのっとっているワケですね。
(ジャスミン、チューベローズなどなど)。
昆虫を引き寄せるため、光に頼らずに自分の存在をアピールする術を、身につけているのです。
他者との差別化・・・この辺は、多いに参考にしたい!?
《「顔」の付く花、総ざらい》
「顔」のつく花を整理しますと、
「アサガオ」「ヒルガオ」「ヨルガオ」 =「ヒルガオ科」。
「ユウガオ」= 「ウリ科」 ・・・となります。
かんぴょうの原料の「ユウガオ」は、古くから日本で見られ、「源氏物語」にも登場する種。
すなわち、明治にこの花が渡来したときには、「顔系」の名前の空きは「夜」しかなかったのですな。
夏の夜を彩る印象的な姿は、まさに「妖艶」な雰囲気です。
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