7月9日の誕生花は「ギボウシ」
花言葉は「静かな人」
《ギボウシ 漢字で書くと?》
「擬宝珠」と書きます。
この植物と、バンド「爆風スランプ」との意外な関係は、
下段にて。
欧米で結構な人気だそうです。
《ギボウシの基本情報》
ユリ科。多年草。
日本を中心とした東アジアに、およそ40種類ほどの品種が自生します。
草丈は、30センチ~1メートルほど。
小型の「小葉(コバ)ギボウシ」と、大型の「大葉(オオバ)ギボウシ)」などがあります。
花期は、7~8月。
長さ5センチほどの、ラッパ状の花を咲かせます。
一輪の花は、一日でしぼみますが、花茎の上まで次々咲き変わります。
花色は、白と、紫の濃淡。
存在感としては、花に優るとも劣らないのが、葉。
葉脈の美しい物や、斑入りなど、「オモトの葉芸」にも似たバリエーションの豊かさです。
(オモトは、1月24日の項で採り上げてますので、あわせてご覧くださいね)
《ギボウシと日本人》
江戸時代から栽培されてきた「古典園芸植物」のひとつですが、カラフルな外来草花にややおされぎみとなって、近代に入ってからは「日陰派」っぽい扱いでした。
まぁ、日陰を好む性質ってのはあるんですけどね。
直射日光がガンガン当たるような場所よりも、半日陰の方がイキイキするようです。
《ギボウシは欧米で人気》
東洋的な雰囲気と葉の美しさから、欧米のガーデニング界で人気が高まり(アジサイ同様、シーボルトがヨーロッパに持ち帰ったそうな)、改めて「逆輸入で注目」された感じ。
アメリカで多くの品種が作り出されました。
あちらでは「ホスタ」と呼ばれ、「日本の植物」としては、桜より有名だという説もありまして、これもひとつの「アジアンビューティー」といった所でしょうか。
《ギボウシ 名前の由来》
「ギボウシ(擬宝珠)」とは、橋のランカン(欄干)の上にある、タマネギ形の飾りのこと。
「宝珠(ほうじゅ)」という、桃の実をかたどった仏教の宝の玉を模したもので、魔よけの意味合いがあるようです。
義経と弁慶が出会う、京の五条の橋の上にも、きちんとついている(・・・ドラマが多いですな^^;)。
つぼみが、この擬宝珠に似ていることからこの名前になったとされます。
日本武道館の「タマネギ」も、擬宝珠。
《ギボウシと「爆風スランプ」の関係は!?》
・・・で、おまたせしました、爆風スランプの名曲「大きなタマネギの下で」に、つながるワケですね。
あの曲は、爆風のほかのヒット曲(「ランナー」等)に比べると、「静かな人」を感じさせたり、する気もします。
(ここまで来ると「こじつけ」って!? まぁ大目にみて下さいませネ)
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