7月4日の誕生花は「ネジバナ」
ネジバナの花言葉は「思慕」
《ネジバナ、漢字で書くと?》
漢字では「捩花」と書きます。
ちょっと難しいですねぇ。
くるくる螺旋状を描いて咲きのぼる花穂は、ミニサイズながらも、インパクト大。
草で作られた「ネジ」のようです。
《ネジバナの基本情報》
ラン科、多年草。
全国に広く分布し、中国やシベリア、オーストラリアやインドでも見ることができます。
位置づけとしては「山野草」および「雑草」。
・・・なんですが、ユニークで可憐な姿は印象的ですね。
高さは、10~40センチほど。
花期は、4~10月にかけて。
ピンクか白の小花を、ぐるぐると巻きつけるように咲かせます。
一輪はほんの数ミリ程度の大きさですが、アップで見ると、なるほどラン科のたたずまい。
《ネジバナ、ねじれの向きに法則は?》
こういった「ねじれ」「巻きつき」「つる性」などの植物は、巻き方に規則性があるものが多いようですが、この花に限っては、「右巻き」「左巻き」の「両刀遣い」。
個体によって違いがみられるようです。
さらに、ねじれのみられない「真っ向勝負」の株もあって、かなり個性重視のスタンスがうかがえます。
人間社会も、かくあるべし・・・?
違いを個性と認め合って、共存の道を模索するための、お手本となるでしょうか。
《ネジバナの不思議な性質》
また、もうひとつの興味深い性質は、「寂しがりや」。
・・・どういう意味かって?
「単独ではうまく育ちにくい」ということです。
芝生や草原などではイキイキ、普通に見られるのに、鉢植えなどで単独栽培しようとすると、うまくいかないんだそうです。
「やはり野におけ、ネジバナは」てなところでしょうか。
確かに、管理人は先日、借りている市民農園の「ニラ」の間に、この花がくるりくるりと咲いているのを見かけました。
いろんな植物に対する「思慕」の深さを思わせてくれる性質であります。
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