9月15日の誕生花は「サネカズラ」
サネカズラの花言葉は「再会」
《サネカズラ 漢字で書くと?》
9月15日の誕生花・サネカズラのご紹介です。
漢字では、「実葛」と書きます。
現在は、赤い実のシーズン。
百人一首にも登場する植物で、
男性諸氏には、
ちょっと気になる別名が・・・!?
《サネカズラの基本情報》
マツブサ科。つる性常緑樹。
以前は「モクセイ科」に分類されていましたが、つい最近「マツブサ科」として独立したようです。
日本、朝鮮半島、台湾に分布。
山地に自生しますが、古くから庭木としても植えられてきました。
高さは、30~80センチほど。
雌雄異株。
8月ごろ、大きさ2センチ弱のクリーム色の花を咲かせ、その後、10月~11月ごろにキイチゴっぽい(?)赤い実をつけます。
「カズラ」とは、「つる植物」の意味で、学名にも組み込まれています。
《サネカズラの別名は?》
男性には気になる別名とは、
スバリ「ビナン(美男)カズラ!」
実を煎じて飲むとイケメンに、
エキスを顔に塗ると「ちょい悪オヤジ」になってモテまくる!
・・・んではなく(残念ながら^^;)、
新しいつるの皮を剥ぐと、にじみ出てくる粘液を、かつて整髪に使った(=ちょんまげの形を整える)ことからきています。
あくまで形を整える用途で、「リアップ(=増毛)」効果は無いようですので、あしからず。
「なぁんだ、その程度か」という、落胆のお声がPC・スマホ・タブレットのディスプレイの向こうから聞こえてくるようですがぁっっ・・・
こればっかりは。
ご期待に添えず、すんません。
赤い実は煎じて、滋養・強壮、せきどめの薬になりますんで、これでなんとか・・・。
(って関係ないか)
《サネカズラは百人一首に登場》
百人一首の句は、三条右大臣(さんじょうのうだいじん)のもの。
名にし負(お)はば 逢坂山(あふさかやま)の さねかづら
人に知られで くるよしもがな
「逢坂山のさねかずらを、たぐり寄せるように、 誰にも知られないであなたを連れ出して、逢いたいなぁ」
てな意味の「忍ぶ恋」の歌。
つるに、縁結びを託すところもあったのでしょうか。
花言葉も、人の絆に関するもの。
「細くても長い縁」ってのも、いいですよね。
この秋も、素敵な「再会」がありますように。
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