7月22日の誕生花は「ペチュニア」
ペチュニアの花言葉は「あなたと一緒なら心が和らぐ」
《ガーデニングでおなじみ・ペチュニア》
今の季節のコンテナガーデニングで、
ダントツの人気を誇ります。
何を隠そう、
日本は「ペチュニア改良大国」で、
日本の酒造メーカーが作り出した品種は、
インターナショナルブランドになっています。
写真も、その一つ「サフィニア」かもしれません。
《ペチュニアの基本情報》
ナス科。一年草または多年草。
原産地は、南アメリカ。
アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルなど大陸南部の草原。
およそ30種ほどの原種が確認されています。
「サッカー強豪国」が、ふるさとですな。
18世紀後半に、フランスの植物学者がウルグアイで発見し、ヨーロッパに持ち帰ったのがはじまりとされます。
その後、19世紀半ばには、園芸植物としての改良が本格化しました。
日本への渡来は、江戸時代後半。「黒船来航」の前の年(1852年)とされています。
草丈は、20~30センチほど。
花期は、4~11月にかけて。
直径は5センチほどのものから、10センチを超えるものまでさまざまです。
花色も豊富で、紅、黄色、ピンク、紫、白、複色や、覆輪などなど。
一重咲きのほかに、八重咲きもあります。
《ペチュニア 名前の由来》
「ペチュニア」とは、属名が呼び名になっているもの。
原産地・ブラジルの言葉で「たばこ」を意味する語「ペチュン(ペチュム)」に由来するとされています。
(ちなみにこれは「スペイン語」ではありません。
ブラジルはスペイン語が「公用語」ですが、スペインの植民地だった過去の歴史ゆえ。
ブラジルのサッカープレイヤーもスペイン語を話しますが、
「本当の意味での母国語」ではないんですね )
《日本がリードするペチュニアの品種改良》
ペチュニア界(!?)における、日本の先進ぶりは第二次大戦前からはじまっていて、
おなじみ「サカタのタネ」の創始者、坂田武雄氏が1930年代に作り出した品種が、世界中で大ヒット。
そして1986年、サントリーフラワーズによる「サフィニア」の発表、
1995年のキリンビールの「キリンウェーブ」作出、・・・と、つながっていくのです。
その後も各国で、バイオテクノロジー技術が駆使された新しい品種が次々と生みだされています。
《ペチュニアは「青い花」の生みの親》
また、'97年に売り出されて話題となった青いカーネーション「ムーンダスト」は、ペチュニアの青色色素をカーネーションに組み込んで作られたもの。
「青花つくりの立役者」であったワケです。
まぁ、最先端の開発現場は、真剣勝負でしょうが、
技術者の皆さんは「あなたと一緒なら心が和らぐ」と感じつつ、日夜研究に励んでおられることでしょう!
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