7月14日の誕生花は「ノウゼンカズラ」
花言葉は「栄光」
《ノウゼンカズラ 漢字で書くと?》
「凌霄花」と書きます。
長いつるで、周囲の木などに器用にからみつく、
あでやかなオレンジの花。
この花が目に入るようになると、
本州の梅雨明けも間近です。
《ノウゼンカズラの基本情報》
ノウゼンカズラ科。落葉つる植物。
中国と北アメリカが原産地。
日本への渡来は古く、10世紀はじめ、平安のころとされます。
大きな株では、つるの長さが10メートルにも。
花期は、7~8月にかけて。
ラッパ状の花は、直径7~8センチくらい。
花色は、オレンジ色。
《ノウゼンカズラはアメリカにも》
近種の「アメリカノウゼンカズラ」のほうが、少し小輪で、オレンジが濃い目。
(こちらはケンタッキー州の「州花」で、 大正時代に渡来しました)
両者を交配した園芸種もあります。
近くで見ると、アリがたくさん集まっているんですよね~。甘い蜜がありそうです。
《ノウゼンカズラ 名前の由来》
ちょっと難しい漢字表記ですが、
「凌」は「しのぐ」、
「霄」は「空」を表わす語。
つまり、つるがほかの木などにからみつき、空をもしのぐ高さで咲き誇る・・・ことから当てられた字です。
そのまま読んだ「りょうしょう」が転じて、「のうぜん」になったということですが、ほんまかいな・・?
《ノウゼンカズラの伝説》
「気根」をどんどん出して、あちこちにからみつくことから、ギリシャ神話では、「浮気症の女性」っぽく描かれています。
大きな松の木が隣のノウゼンカズラに求婚したところ、彼女は即座にOK。寄り添ってきました。
ところが彼女は、次々とほかの木に浮気(ツルを伸ばす)して、松を悩ませた・・・というお話。
からみついた本体の背を越えて、たくさんの花を咲かせる姿は、ちょっと小悪魔的な感じもしますね。
《ノウゼンカズラ 花言葉の由来》
「栄光」という花言葉は、花の形を、高らかにファンファーレを奏でるトランペットに見立てたもの。
夏の日差しによく似合う、明るいメロディーが聞こえてきそうです。
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