7月11日の誕生花は「ハイビスカス」
花言葉は「常に新しい美」
《ハワイとハイビスカス》
ハワイと言えば、この花!
一輪あるだけで、
「あこがれのハワイ航路」(!?)。
要するに、南国ムード満点ってことですな。
《ハイビスカスの基本情報》
アオイ科。常緑低木。
原産地は、南太平洋・インド洋の島々や、熱帯アジア。
中国南部でも原種がみられます。
そして、沖縄にも原種が自生。
すなわち、「ハワイ原産」というわけではなく、数種が交配されてつくりだされた園芸品種の総称なんですね。
日本への渡来は、江戸時代の初めごろ。ときの「琉球」=沖縄にもたらされたとされます。
本州へのお目見えは、1641年。
薩摩藩が徳川家康に献上した記録が残っています。
樹高は、30センチ~3メートルほど。
矮小化(小型化)された鉢物もひろく出回っています。
花期は、本州では、5~10月にかけて。
気温が15度以上あれば咲き続けるので、沖縄や小笠原などでは一年中みられます。
一輪の大きさは、直径10センチ~20センチを超えるものまで。最近の品種ほど、大輪化が進んでいます。
花色は、赤、黄色、オレンジ、白、ピンク、微妙なグラデーションの入る複色など。
「どの色みても 南国ムード」ですが、やっぱり基本は「赤の一重」かなぁ・・・。
管理人宅にも一鉢あるのですが、わが家の「ビス子」(勝手に命名)も、アブラムシにめげず、華麗に咲いておりますよ!
《ハイビスカスはハワイの州花》
州花として愛でられているハワイでは、女性が耳に飾る場合、
「恋人募集中」の場合は「右」に、
「既婚もしくは彼氏あり」の場合は「左」に飾るんだそうです。
「旅先でのアバンチュールを狙おう!」という方、右に、お飾り下さいませ。(ただし自己責任でお願いします)
《ハイビスカスは沖縄では死者に備える花》
しかし明るいイメージ一辺倒ではなく、
沖縄では「アカバナー」と称され、墓地に植える花樹とのこと。
もともと、強烈な赤が忌み嫌われていた側面があるようです。
これは、「ヒガンバナ」とちょっと似てるかな。
あまりに鮮やかすぎると、「この世の物とは思えない」と、かえって遠ざけられる憂き目に・・・。
さらに、次々に花開くので、死者を慰める意味が込められているのでしょうか。
一重の5弁花・八重咲きともに、一日でしぼんでしまいますが、思い切りのよい開きっぷりは、なんとも魅力的。
まさに「常に新しい美」、見習わねば・・・。
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