7月3日の誕生花は「ハス」
ハスの花言葉は「雄弁」
《ハスは仏教と深い関わり》
と仏教美術とは、切っても切れない花で、
仏様が乗っかっているのは、この花を模した台座です。
中華の食器「チリレンゲ」も、
この花の花弁を模したもの。
オリエンタルな「たおやかさ」が、魅力的ですね。
《ハスの基本情報》
スイレン科。水生球根植物。
原産地は、インド周辺の熱帯アジア。
日本への渡来は古く、万葉集にも登場しているほどで、中国から持ち込まれたとされています。
かの有名な「大賀ハス」のタネは、2000年以上前の弥生時代の地層から発見されていますので、稲作文化の伝来とともにやってきたと考えて良さそうです。
高さは、50センチ~2メートルほど。
・・・と言っても、大部分は水の中ですけども。
花期は、7~8月にかけて。
直径10~20センチの、ピンクや白の花を咲かせます。
園芸品種も数多く作り出され、八重咲き種もあります。
《ハスの開花は規則的》
開花は早朝で、開くときに「ポン!」と音がするとも言われますが、これはたとえ話。
花の寿命はおおむね4日間。
開花中は規則正しく「開閉」を繰り返すそうな。
午後には閉じてしまうので、美しい花を堪能するには「早起き」が必要。
まぁ、夏は早起きが苦にならないと言えば、なりませんけどね。
《ハスの用途は様々 レンコン 蓮葉》
地下茎は「レンコン」として食用・薬用に、タネも食用・薬用にされます。
葉も、ご飯を包んで蒸したり、お酒を入れる容器にしたりと、利用価値が大。
アニメ「チャングムの夢」(韓国ドラマ「チャングムの誓い」の少女期編です)にも、蓮の葉を使った料理がいろいろ登場しました。
「極楽浄土」「神聖」のシンボルとされつつも、人間の生活にしっかりと根ざしている、まさに「菜食兼備」・・・じゃなかった「才色兼備」な存在。
自分の魅力を「雄弁」に語っていると、言えましょうか。
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