8月25日の誕生花は「フヨウ」
フヨウの花言葉は「繊細な美」
《フヨウ 漢字で書くと?》
漢字では「芙蓉」と表記します。
優しい雰囲気で、
この季節の「癒やし系」の花のひとつでしょうか。
当てられている漢字も、
心なしか、ほほえんでいるような?
次第に赤くなる「酔芙蓉」は、八重咲きです。
《フヨウの基本情報》
アオイ科。落葉低木。
原産地は、中国を中心とする東アジア。
台湾や、日本の南部、沖縄~九州・四国でも自生がみられます。
樹高は、1~3メートルほど。
花期は、7月~10月にかけて。
直径15センチほどの5弁花は、一日でしぼんでしまいますが、夏から秋の間、次々に咲きます。
花色は、淡いピンク、白。
改良などの手があまり入っていないようで、花色のバリエーションはそれほど多くありません。
しかし、大ぶりの花には、目を引く品のよさがあり、最近はアメリカ産の「アメリカフヨウ」との交雑種もつくられています。
《美人の喩えのフヨウは「フヨウにあらず?」》
「芙蓉の顔(かんばせ)」という、美人のたとえの常套句がありますが、じつはこの「芙蓉」は、「ハスの花」のこと。
詩人・白楽天の『長恨歌』に由来するものです。
中国では、「木芙蓉」と書いて、「フヨウ」の花のことを指すんだそうです。
(はっきり比較するために、蓮を「水芙蓉」と表わすこともあり)
どちらも、ピンクや白の、美しい花。
「いずれ芙蓉か木芙蓉か」ってとこでしょうか。
(アヤメ・カキツバタバージョンになぞらえてみました~)
《美しい酔い姿「スイフヨウ」》
「酔芙蓉」は、その名の通り、朝開いたときは白く、時間の経過と共に赤みがさしてきて、夕方しぼむときにはあでやかなピンク色になることを、お酒に酔った状態にたとえたもの。
「お酒は楽しく適量を」を肝に銘じて、花のように美しく酔いたいもので、ございます。
酔ったときにも「繊細な美」が発揮できれば、良縁がざっくざく!?
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