8月7日の誕生花は「赤いアスター」
花言葉は「変化を好む」
《アスター 名前の由来》
「エゾギク(蝦夷菊)」と言われますが、
北海道(蝦夷地)原産ではありません。
ギリシャ語の「星」が語源で、
高級中華レストラン「銀座アスター」の、
由来とも、なっております。
《アスターの基本情報》
キク科。一年草。
原産地は、中国北部、シベリア、北朝鮮など。
けっこうな寒冷地がふるさとです。
日本への渡来は、江戸時代の中ごろとされます。
草丈は、30~80センチくらい。
花期は、6月~9月にかけて。
直径3~15センチほどの花を、よく枝分かれする茎の先に咲かせます。
花色は豊富で、
赤をはじめ、紫、青、ピンク、白、紅、黄色、オレンジ、パステルカラーや複色などもあります。
咲き方も、一重に八重に、万重に、ポンポン咲きなどなど。
原産地が寒い地域なので、もともとは高温多湿は苦手。
しかし、品種改良がすすめられ、今では、夏を彩る重要な花のひとつとして、お盆の供花などにもよく使われています。
《アスター 別名いろいろ》
北海道「蝦夷」で良く育つので、「エゾギク」となったのだと思われますが、
その一方で、「薩摩菊(サツマギク)」の別名もあったりします。
かと思うと、「江戸菊(エドギク」「朝鮮菊(チョウセンギク)」も・・・
「どこが本家じゃい!?」と思わずツッコミたくなりますが、それだけ各地で愛されている存在なのだということでしょう。
《属名はアスターにあらず!》
植物学的見地からすると、正確には「アスター」ではありません。
属が「アスター属」なのは、「シオン」や「ミヤコワスレ」など。
ここでご紹介の花は、「カリステファス」属。
なので、この花は、「アスターにはあらねど」アスターと呼ばれているワケです。
今後、この件に関しては「正確を期す!」方向になるのかどうか。
(「エゾギク」に統一されていくのか、 それとも「カリステファス」?)
花の名前も、言葉と同様「世に連れ人に連れ」・・・「変化を好む」もの、かもしれません。
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