8月3日の誕生花は「カンナ」
カンナの花言葉は「情熱」
《カンナは夏の花》
この花も・・・
「夏」を余すところなく、体現してくれる存在。
ホットな夏を、ホットな花で、さらにホットに・・・。
暑い熱い夏も、いいではあ~りませんか!
《カンナの基本情報》
カンナ科。球根植物。
原産地は、世界の熱帯地域~亜熱帯地域。
特に熱帯アメリカに多く分布し、園芸種の基礎となっている原種も、「コロンブスの新大陸発見」後、アメリカからヨーロッパにもたらされたとみられています。
日本への渡来は、まず江戸時代初期に、原種に近い「ダンドク」種や球根(根茎)を食用にする「食用カンナ」が持ち込まれ、
その後、花を大型化させた園芸種「ハナカンナ」系が、明治時代の末に入ってきました。
草丈は、50センチほどの矮小種から、2メートルにもなるものまで。
花期は、7月~10月。
ぱっと目をひく花は、直径10センチはあろうかというもの。
《カンナ 特徴的な花のヒミツ》
しかし、なにげに、「形のとらえにくい花」だと思いませんか?
「カンナの花を絵に書いてみよう」と思っても、記憶だけでは、まず、無理。
(少なくとも管理人にとっては^^;)
チューリップや桜、ひまわりのようには、参りません。
それもそのはず、かなり変わった作りの花で、花びらのように見えるのは、じつは「雄しべ」なんです!
6本ある雄しべのうち、3~5本が、大きくヒラヒラと鮮やかになったもの。
花びらも、あることはあるんですが・・・とても小さくて、「萼」のよう。
花色(=雄しべ色!?)は、赤、黄色、ピンク、オレンジ、白や複色など。
葉の色も多彩で、葉を鑑賞するのが主目的の種類もあって、斑入り種や、銅色、黄色や紫、縞模様など、見事なものです。
《カンナ 名前の由来》
「カンナ」という名前は、もちろん大工道具から・・・というのは真っ赤なウソで(すんません)、
ギリシャ語の「葦」を意味する属名そのままです。
迫力に気圧されて「遠目でおなか一杯」・・・近くに寄ってじっくり観察する、という類の花ではないようですけれど、この夏は、「情熱」を持って、近くに「ずずいっ」と歩み寄り、「カンナの妙」を、味わってみましょうか。
ちなみに、松任谷由実さんのナンバー「カンナ8号線」で、「中央分離帯」で「燃えて揺れてた」のは、この花でございます。
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