8月9日の誕生花は「キョウチクトウ」
キョウチクトウの花言葉は「危険な愛」
《キョウチクトウ 漢字で書くと?》
「夾竹桃」と書きます。
「夾」は、「はさむ(夾む)」とも読まれ、竹と桃のミックス・・・といったようなイメージでしょうか。
《広島市の花・キョウチクトウ》
公害に強い街路樹、そして有毒植物として、
名前をとどろかせる一方、
生命力が強く、
被爆した広島の町でいち早く花をつけたとして、
「広島市の花」に制定されています。
《キョウチクトウの基本情報》
キョウチクトウ科。常緑小高木。
地中海沿岸~インドが原産地。
日本への渡来は、江戸時代。18世紀の中ごろから末にかけてとされています。
高さは、3~4メートルほど。
花期は、6月~9月にかけて。
直径4~5センチの5弁花を、茎の先に数輪ずつまとめて咲かせます。
花色はピンクの濃淡、白、紅、黄色など。
一重咲きと八重咲きがあって、「一重」は、「ニチニチソウ」に相似形。
それもそのはず、「ニチニチソウ」は、キョウチクトウ科、
こちらが本家でございます。
《キョウチクトウ 名前の由来》
名前の由来は、
葉が竹に似ていること + 花が桃に似ていること。
中国名をそのまま拝借しています。
花は、桃というか・・・、ピンクの花色から連想されたんでしょうな。
《キョウチクトウは有毒植物》
強烈な有毒成分は、その名を「オレアンドリン」。
青酸カリよりも少量で死に至る、というパワフルさで、葉・茎・花のほか、白い樹液にも豊富に(!?)含まれています。
その有毒さたるや、煙まで!
低温で生木が燃えた場合は、吸い込むと結構危険とのこと。
大気汚染への耐性ゆえに、高速道路の路肩に植えられていたりしますが、事故の炎が燃え移っちゃったりしたら、さらに危険が倍増。
「寄らば大樹の陰」ならぬ、「寄るなキョウチクトウのそば」・・・であります。
(って、そもそも火災現場には近寄りませんわな)
一般生活における注意点としては、「剪定した枝を燃やさない」、「触ったあとは、手を洗う」といった所。
かつて「キョウチクトウを校庭に植えていた小学校が、有毒植物と指摘されて伐採」というニュースが報じられましたが、そこまでする必要は全くナシ!
美しい花を、適度な距離感を持って眺めて楽しむ分には、問題ありません。
とはいえ、「危ない」と言われると余計近づきたくなったりするのは、「危険な愛」が燃え上がるのと、同じ作用なのでしょうか・・・。
(なんか、意味深^^;)
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