11月15日の誕生花「カラタチ」
11月15日の誕生花・カラタチの花言葉は「思い出」
《カラタチ 漢字で書くと?》
11月15日の誕生花・カラタチのご紹介です。
漢字で書くと「枸橘」または「枳殻」。
結構、難しい字ですね。
歌のモチーフによく採り上げられている植物のイメージがあります。(北原白秋&山田耕筰、島倉千代子・・・)
かつてはそれだけ、なじみ深かったんでしょうね。
秋は、黄色い実のシーズンです。
《カラタチの基本情報》
ミカン科。落葉低木。
中国・揚子江上流が原産地です。
高さは、2~3メートル。
日本には、8世紀ごろに渡来したとされます。
鋭いトゲを持っているため、不審者の進入を防く役割を持つ、垣根に多く使われました。
花期は4~5月頃。
葉に先がけて、芳香のある白い5弁花をつけます。
それがよく目立つので、歌にもなったという訳ですかね。
実は、10月ごろ黄色く熟します。
表面が、ビロードのような短い毛に覆われており、なんともいえない感触です。
胃の強壮、利尿剤や、ひび・あかぎれ改善の化粧水などの薬用、そして果実酒の材料にされたりします。
そのままでは、苦くて食べることはできません。
《カラタチ 市街地では減っている?》
町中ではあまり見かけられなくなっているようです。
手入れの必要な「生け垣」、減ってますからね。
確か、小学校の国語の教科書に「カラタチ」のことが書かれている教材があり、実際のカラタチを見てみよう、てなことで、クラス総出で「カラタチ」を探し回った記憶があります。
20数年前の群馬の片田舎でも、そんな感じでしたね~。
しかも、鋭いトゲは、不審者のみならず、「手入れをするひと」にもキバを剥く!
鋭いトゲがかえって、扱いにくさになってしまっているんでしょうか。
《カラタチの新たな利用法!》
しかし、寒さや病気に強く、やせ地でもよく育つ性質の持ち主。
そこに着目して、ほかのカンキツ類の台木(つぎ木の根もと部分)として注目を集めているようです。
新たな利用価値が見いだされたカラタチ。
決して「思い出」の植物では、ありませんね!
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