11月25日の誕生花「セントポーリア」
花言葉は「小さな愛」
11月25日の誕生花・セントポーリアのご紹介です。
別名「アフリカスミレ」。
スミレの花に感じが似ていますが、別の科目です。
1892年に、アフリカで原種が発見されました。
室内でも良く育つ鉢花として、高い人気を誇ります。
イワタバコ科。多年草。
原産地は、東アフリア・タンザニア北部やケニア南部。
草丈は、5~15センチ。
花は、3センチほどの大きさです。
地面をはうように茎をのばす「トレイル型」と、茎が短く、放射状に葉をつける「ロゼット型」があります。
花色は、青、紫、赤、ピンク、白、ぼかしや複色など多様。
品種改良によって、多様な種類と花色が作り出されています・・・がっ!
「黄色の花」だけは、いまだに、作り出せていないとのこと。バラにおける「青色」のような感じでしょうか。
花期は、ほぼ通年です。
名前の由来は、発見者にちなみます。
原種が発見された19世紀末は、欧米、そして日本など「列強」による植民地支配の時代。(さぁ、世界史を思いだしてくださいねっ!)
ヨーロッパ諸国は、アフリカに触手をのばしていました。
この花は、その当時ドイツ領の総督として、現在のタンザニアに派遣されていた「セントポール・イレール男爵」によって発見され、ヨーロッパに渡り「セントポーリア」となりました。
その後、アメリカを経て、日本へ。
日本では、1968年に「日本国際セントポーリア協会」が発足し、70年代~80年代にかけて園芸界に「セントポーリアブーム」が巻き起こったようです。
自生地が山の岩陰なので、日光が直接当たらない、暗いところでもよく育ち、蛍光灯の光だけでも、花を楽しむことができます。
しかも、極端な暑さ寒さは苦手。人間が快適と感じる温度(20度前後)が、一番生育に適している・・・すなわち「室内飼い」ならぬ、「『純』室内栽培」がオッケーということ。
「園芸用ハイドロボール」などに植える、土を使わない栽培法も研究されていて、庭のないマンション生活にもよくなじんでくれることから「室内鉢花の女王」の異名もあって、愛好家のとても多い植物なんですね。
ホームページも多数開設されていて、どのサイトからも「小さな花にそそぐ、大きな愛」が感じられますよ!
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