« 2006年04月 | メイン | 2006年06月 »

2006年05月31日

5月31日の誕生花は「ルピナス」

花言葉は「貪欲」

ルピナス

花言葉は「貪欲」

ルピナス


日本名は「(ノボリフジ(昇り藤)」。

まさに言い得て妙のネーミングで、
大型タイプのこの花を見ると、

物の上下が逆さまの世界に迷い込んだかのような、
錯覚を覚えます・・・。


マメ科。一年草または多年草。

世界におよそ300種が分布していますが、北アメリカ西部やヨーロッパに多く見られるようです。

日本でよく栽培される種類は、南ヨーロッパ原産のものの園芸種で、大正時代以降に広まっていったとされます。


高さは、40センチ~1メートルほど。

代表種は、
「カサバ(傘葉)ルピナス」
「キバナ(黄花)ルピナス」
「ラッセルルピナス」 ・・・などで、

一番大型のラッセルルピナスは、花穂が50~60センチにもなって、かなりダイナミックな眺めが楽しめます。


花期は、4~6月にかけて。

花色は豊富で、
黄花はもちろん黄色ですが、赤、ピンク、白、紫、オレンジなどのほか、複色もあります。

人類との関わりは意外と古く、古代ギリシャ時代から、食用・牧草・薬用などとして栽培されてきました。

血色を良くする、夫婦の愛情を高めるといった効能が信じられて、花が食べられていたようです。血行促進? 滋養強壮? ってなところでしょうか。


「ルピナス」の由来は、ラテン語の「オオカミ」を意味する言葉で、「オオカミのようにはびこる」ことから来ているとされていますが、日本の暑さはやや苦手。

乾燥気味の土地が原産のようで、高温多湿はお呼びでない、んでしょうね。

日光と、水はけの良い土壌を好みます。日本では、結構北海道と相性が良いようです。


「貪欲」とは一般にはあまり良い状況で使いにくい言葉ではありますが、空に向ってぐんぐん伸びる花穂は、たくましく美しいもの。

夢に向って突き進むときには、「貪欲」くらいの心意気も、必要です!

2006年05月30日

5月30日の誕生花は「オリーブ」

花言葉は「平和」

オリーブの花

花言葉は「平和」


オリーブの花

オリーブの実

オリーブオイルは、今や日本の食卓にも欠かせない存在ですね。

食べてよし、お肌に塗ってよし、の万能選手。

本日はポール・モーリアの「オリーブの首飾り」をBGMに、
軽快に参りましょう!


・・・ん? 手品がはじまるのかって?

モクセイ科。常緑高木。

原産地は、中東(現在のシリア付近)~地中海沿岸にかけてとされます。

日本には、安土桃山時代にポルトガルの宣教師によって持ち込まれ、本格的な栽培がはじまったのは明治時代のこと。

瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島の特産品として名高く、香川県の花と木に指定されています。


高さは、5~15メートルほど。

花期は、5月下旬~6月上旬にかけて。生成りっぽい感じの、クリーム色がかった小花を咲かせます。


その後10月ごろに、2センチほどの大きさの実がなり、およそ2ヶ月をかけてゆっくりと熟していきます。

成熟の度合いによって、加工方法も異なり、

「ピクルス」は10月ごろの若めの実(レア? いわば10代?)、
「塩漬け」は11月ごろのもの(ミディアム? 中年?)
「オイルの収穫」は12月の完熟のもの(ウェルダン? 熟年・・・?)

・・・が使われます。


成長が早いうえに、樹齢も長く、なんと数百年から、上は数千年単位とも言われるそうなんですが、「天然記念物」ものですな~。

「縄文スギ」ならぬ「縄文オリーブ」・・てかぁ?

しかしそもそも諸外国には、長寿の木を、「記念物」などとして保護するとか、名物にするとかっていう文化はあるんでしょうかね。

今後の研究課題にしてみます。

ともあれ、人類との関わりは非常に古く、聖書やギリシャ神話における位置づけも特別なもの。

「ノアの箱船」伝説をはじめ、聖書にはとてもたくさん登場し、ギリシャ神話では、農業の女神アテナが作り出した植物とされています。

オリンピックの勇者に与えられる冠は、「月桂冠」ならぬ「オリーブ冠」。

第一回目のオリンピック開催地・アテネのシンボルは、この木だったからなんですね。


ヨーロッパでは、「油」といえば、オリーブ油のことを指すといっても過言ではないでしょう。

油といっても、正確には「果汁」なので、ビタミン・ミネラルが豊富でヘルシー。ポリフェノールやスクワレン、繊維質まで含まれています。(この辺の「健康成分」、すっかりおなじみになりましたね)


花言葉の「平和」は、ハトがオリーブの枝をくわえてノアの箱船に戻ってきたという聖書の故事にもとづいたもの。

オリーブオイルを使ったおいしいものを食べて、健康(と美しさ・・・)を手に入れて、毎日いきいき、周りの人にちょっと心を配る余裕を取り戻せれば、いつかは本当の「平和」がおとずれるかもしれません。

信じて今日も、いただきま~す!
(結局は食い気に落ち着くわけね)

2006年05月29日

5月29日の誕生花は「ナデシコ」

花言葉は「純愛」

ナデシコ

花言葉は「純愛」

ナデシコ


「秋の七草」のひとつですが、
改良種も数多く、初夏から秋にかけて見ることができます。

女子サッカー日本代表の愛称でもおなじみ。

「大和撫子」は、
たおやかしとやか、でも凛とした日本女性の美しさを讃えた言葉。

せめて写真を見て、きれいだわぁ・・・と思うだけでも、
「やまとなでしこ」への一歩と、なるかな?


ナデシコ科。一年草、多年草。

ヨーロッパ、アジア、アフリカに、およそ300種が分布し、日本にも「カワラナデシコ(河原撫子)」など、4種が自生します。


草丈は、20~60センチほど。

花期は、6~10月にかけて。
種類によっても幅があり、四季咲き性の園芸品種もあります。

細かいフリンジの入った花びらが繊細な感じで、「サギソウ」にもちょっと似てますね。(あちらは「ラン科」ですが)

花色は、カワラナデシコはピンクと白。

そのほか、「ヒゲナデシコ」「タツタ(竜田)ナデシコ」「セキチク(石竹)」などには、赤や紅、覆輪の入ったものや複色もあります。


ナデシコ(撫子)の由来は、「撫でてかわいがりたい」と思わせる可憐さから、といわれます。


古くは万葉集にも詠み込まれ、清少納言も「枕草子」の中で「草の花はこの花よっ!」と書いているほどで、控えめでありながら、河原や草むらで確固たる存在感を放つ点が、日本人のフィーリングにピッタリだったんでしょうね。


その美しさから「家紋」の図案にもされており、数種あるのですが、どれも可愛いです~!

ちょっとうらやましいぞ、って感じ。


「純愛」という花言葉にふさわしい、清楚な美しさです。

2006年05月28日

5月28日の誕生花は「アマリリス」

花言葉は「誇り」

アマリリス

花言葉は「誇り」

アマリリス

「調べはアマリリス~」の歌は、
音楽の授業で歌ったでしょうか?

縦笛(リコーダー)でさんざん吹いた管理人は、
「階名(ドレミの音階)」を、なぜか今だに覚えております。

歌詞はうろ覚えなんですけど。

オルゴールをみんなで聞こう、みたいな内容だったかな?

なかなか華やかな容姿で、目を引きます。


ヒガンバナ科。球根植物。

メキシコ、ブラジルなど中南アメリカ原産の系統と、南アフリカ原産の系統があります。現在の園芸品種の元になっているのは、中南米系のもの。

日本への渡来はけっこう古く、江戸時代の天保・安政年間ごろ(1830~1860年)とされます。その後、明治に入って、大輪の改良種が入ってきました。


草丈は、40~70センチほど。

花期は、5~6月にかけて。

直径7~20センチほどの、テッポウユリにもちょっと似た花を咲かせます。

改良種には、八重咲きもあって、一本の茎に2~6輪ほど花をつけるので、なかなかゴージャス。葉も立派なので、そこそこ(まあまあ・・・結構?)場所を要します。

花色は、赤、白、ピンク、オレンジ、複色などさまざま。

改良は「花の国」オランダで進んでいるようですね。


基本的に丈夫な球根で、開花後の堀りあげも、毎年やらなくても大丈夫。

やや乾燥気味の状態を好むので、水やりもナーバスになることはありません。

1つコツをあげるとすれば、

開花後に思いっきり葉を茂らせてあげて、自然に枯れるのを待ってあげること。球根に十分な栄養を蓄えさせてあげると、来年もまた大輪の花を咲かせてくれるという訳ですね。


さて、冒頭でご紹介の童謡「アマリリス」ですが、岩佐東一郎さんという詩人が作詞をなさっています。

この方、もうお亡くなりになってますが、ベートーベンの「喜びの歌」の作詞者でもあります。

そして、曲は「メイド・イン・フランス」。

しかも、

フランス国王「ルイ13世(在位1610~43)」作曲! 説がございます。

ほかに、
「ギース」という人が作曲したとも、「いやいや、フランス民謡なんだよ」とも言われているようで、はっきりしていないのが真相のようです。


もし本当に「フランス国王」作曲だったら・・・

そりゃもう、「誇り」高い楽曲ですわね!

2006年05月27日

5月27日の誕生花は「シロツメクサ」

花言葉は「約束」

シロツメクサ

花言葉は「約束」

シロツメクサ

四つ葉!

おなじみ、クローバーです。

四つ葉を探して、
気がついたら夕暮れだった・・・なんて経験お持ちの方、

結構いらっしゃるのでは?


花かんむりを初めて仕上げた時は、
とても嬉しかったなぁ・・・。

「せめて写真で幸福を」ということで、

四つ葉の写真もご用意いたしました!


マメ科。多年草。

ヨーロッパ原産。
日本には、江戸時代に、オランダ船の「われ物の詰め物」として渡来しました。

(ゆえに「ツメクサ(詰め草)」ですな)

旺盛な繁殖力で、その後全国に広まって野生化しています。


草丈は、20~30センチほど。

花期は、5~9月にかけて。一輪に見える花は、70ほどの蝶型の小花の集合体です。

おなじ仲間の「レンゲソウ」と同じつくりで、根に棲息する「根粒菌」の作用で土壌を肥沃にする役割を果たせる所や、良質のハチミツの原料になるところも似ています。


花色は、白。赤紫色の「アカツメクサ」は、以前ご紹介しました。


ラテン語で「三つ葉」という意味の学名をもち、古代ケルト人(アイルランド)のお守りとして特別な位置づけがされていたようです。

その後、キリスト教の「三位一体」の象徴とされて尊ばれ、「信仰・愛・希望」をあらわす、幸福のシンボルとされてきました。

三つ葉でも縁起がいいのですから、「四つ葉」は、さらに倍率ドン! さらに倍!(巨泉の「クイズダービー」・・はらたいらに3000点!) ・・・・すんません・・・・

4枚目の葉は、スバリ「幸運」のだめ押し、な訳でございます。

「十字架」にも見立てられているようですね。


欧米では、葉の一枚一枚に象徴的な意味がついていて、「希望」「幸福」「愛情」「健康」を表すとされているんですが、はて、どの葉がどの意味~!?

「向ってここから右回りにあてはめる」等々、何か法則があるんでしょうかね。

ともあれ、四つ葉全体で「真実の愛」をあらわすと言うことで、これで丸く収めることにしましょう。


ちなみに四つ葉は、植物学上では、遺伝子の損傷による「突然変異」とされていまして、踏まれやすい所などで、結構見つかるようです。

とはいえ、発見にはある程度根気が必要なことには変わりありませんので、「見つけてあげるよ!」と、あまり安易な「約束」は、しないほうがいいかもしれません・・・。

2006年05月26日

5月26日の誕生花は「ワサビ」

花言葉は「目覚め」

ワサビ

花言葉は「目覚め」

ワサビ

ワサビ

昨日に続いて、食べ物の花。

日本が世界に誇る「薬味」としておなじみです。

お刺身や蕎麦には欠かせません。

刺激とは対照的な、清楚な白い花です。


アブラナ科。多年草。

日本原産の水生植物。

学名もスバリ「ワサビア・ジャポニカ」!


山間部のわき水や沢など、冷たくてきれいな水のあるところで見られます。

草丈は、30~45センチほど。

花期は、3~5月にかけて、
ナズナやクレソンにも似た、白い花を咲かせます。

すり下ろして用いるのは、10~15センチくらいに成長した根茎の部分。


そのほか、茎や葉にも独特の風味があって、全草が薬味に利用され、花の咲いた花茎は葉と共に「花ワサビ」として、春の山菜としても珍重されています。


歴史は古く、奈良時代の文献には名前が登場(このころは食用にされていたかは不明)、鎌倉時代には禅寺で食用にされていたとも言われます。


栽培が広まって一般的になったのは、江戸時代。お寿司やおそばが広まっていったことに付随します。

現在は、長野県や静岡県の名産品として名高いほか、東京・多摩地区の特産品でもあります。なにげに「全国4位」の生産量ということで、「山あり海あり、なかなか広いぞ東京!」と思わせてくれるデータですな。


辛味成分には強い殺菌作用のほか、ガン細胞の増殖を抑えたり、血栓予防効果があるとの学術報告もあります。


最近では「活性酸素を除去し、若返り効果がある」と、TV番組で紹介されたようですね。

「毎日スプーン一杯(5g)のワサビを採るといい」らしいですが、無理矢理毎日食べなくてもいいかもしれませんな^^;


さて、おろして添えることが多いワサビですが、「ワサビおろし器」には、鮫の皮が貼ってあります。

なるべくきめ細かくおろすのが風味をひきたてるコツで、金属性のおろし器では、微妙に風味を損ねてしまうようなんですね。

管理人がよくおじゃまするおそば屋さんは、「本ワサビ」が入荷したときに「お客に自由におろさせてくれる」というサービスをやってました!

もちろんそのときの「おろし器」は鮫皮。

きめ細かくおろした本ワサビは、口に入れた瞬間は、甘いんです。

で、その後に「お~、来た来たぁ!」という感じで、辛味がくる。

まさに、「目覚め」を喚起してくれる、さわやかな辛さであります!

2006年05月25日

5月25日の誕生花は「アスパラガス」

花言葉は「何も変わらない」

アスパラガス

花言葉は「何も変わらない」

アスパラガス

アスパラガス

アスパラガス

食卓にのぼる以外に、
緑のアクセントを与える花材としても使われています。

食材としては「グリーン」と「ホワイト」がありますが、
どちらもそれぞれの美味しさですね。

葉や実は「オカメインコ」の大好物なんですって!

穂先が成長すると、写真の感じに。

ユリ科。多年草。

「アスパラガス属」は、世界に150~300種ほどが分布し、日本にも数種が自生しています。

食用にされるのは、なんとそのうちの「1種類だけ」で(アスパラガス・オッフィキナリスという種類)、南ヨーロッパ~西アジアが原産地。

栽培の歴史は古く、2000年ほど前からとも言われ、薬用にされることも多かったようです。


その他の観賞用の種類は、南アフリカなどが原産のものが主流。


日本への渡来は18世紀ごろで、江戸時代、長崎の出島にオランダ人が伝えたのが始まりとされます。

もともとは「観賞用」目的で、食用として栽培され始めたのは大正に入ってからのこと。


高さは、1、5メートルほどになります。

花期は、5~7月にかけて。
種類によって微妙に感じが違うようですが、クリーム色や白の、直径5ミリほどの釣り鐘型の花です。

雌雄異株(しゆういしゅ)で、雌株には、赤い実がなります。


名前の由来は、ギリシャ語の「はなはだしく裂ける」、または「とげのある」という意味の言葉。

葉が細かく裂けるところからつけられたようです。

触ると結構痛い、トゲ状になるものもありまして・・・

この「葉」、じつは、「葉」ではないんです! (どういうこっちゃ?)

本物の葉は退化しており、葉に見えるのは、茎が変化したもの。

「仮葉(かよう)」「葉状茎(ようじょうけい)」と呼ばれています。


    かように不思議な植物が
          ユリの仲間とは、いとをかし


・・・なんちって^^;


何と言っても注目は、栄養ドリンクにも配合されている「アスパラギン酸」ですよね~。

19世紀の初め、アスパラガスの中から発見されたことが語源のアミノ酸。新陳代謝を高め、疲労回復・滋養強壮に効果的。

そのほか、ビタミン・ミネラルを豊富に含む健康野菜です。


食用・観賞用いずれも、耐寒性のある常緑タイプ。

とても丈夫で、がしがし増えて、「こりゃ庭木だわい」というほどの大株に成長します。


「何も変わらない」という花言葉は、いつも青々としている様子からつけられたもの。

変化の激しい現代に翻弄されている人間の営みを、さわやかな緑のまなざしで、冷静にみつめているのでしょうか。

2006年05月24日

5月24日の誕生花は「ムギワラギク」

花言葉は「思い出」

ムギワラギク

花言葉は「思い出」

ムギワラギク

まるで麦わらで作られているかのような質感から、
この名前になりました。

まんま、ドライフラワー。

「ヘリクリサム」という属名でも出回り、

「ローダンセ」「カイザイク(貝細工)」など、
同じような質感の「ドライなグループ」があります。

キク科。一年草。
本来は多年草ですが、日本での園芸上は一年草扱いとされます。

原産地は、オーストラリア。西部の乾燥地帯出身です。


高さは、30~90センチほど。

花期は、5~9月にかけて。
直径4~8センチほどの花を咲かせます。

花びらに見えるのは、「総苞片」。萼が変化したもので、かさかさした質感です。

ガラスの材料の一種「ケイ酸」を含んでいるため、独特のかたさがあることに加えて、光沢もあって、日差しに美しく輝きます。


花色は、黄、オレンジ、白、赤、紅色、ピンクなど。

鮮やかな色は、ドライフラワーにしても全く変化しません。

乾燥剤などを使わなくても、逆さに吊しておくだけでOK。

質感はドライですが、扱いやすいところは、クールでスマート?


「ヘリクリサム」という属名は、ギリシャ語の「太陽」と「黄金」の2つの言葉を組み合わせたものです。

この花に、黄金色に輝く太陽を写し取ったような印象を抱いたのでしょうね。


いつまでも色あせない、忘れられない「思い出」を、この花は象徴してくれるようです。


2006年05月23日

5月23日の誕生花は「アマドコロ」

花言葉は「元気を出して」

アマドコロ

花言葉は「元気を出して」

アマドコロ


「甘野老」と書きます。

園芸種が「ナルコユリ(鳴子百合)」の名前で
販売されることもあるようですが、

正確には別種、だそうです。

規則的にぶら下がって咲く花が、かわいらしい。


ユリ科。多年草。

日本在来種で、全国の山野に広く自生します。


高さは、30~80センチほど。自然な感じに茎が下向きにたわみます。

花期は、4~6月にかけて。

花色は、アイボリーホワイト。先端が、少し緑色がかります。

葉に「斑」が入るように改良されたものが、園芸種として出回っており、鉢植えとして楽しめます。


名前の由来ともなっている「根茎」は、食用にするほか、優れた漢方薬として、中国の古い薬草本「神農本草経」に紹介されているんです。


滋養強壮はもちろん、

なんでも、

「久しく食べると顔のシミ、黒ズミを取り、
 (むむっ・・・!)

 潤いと艶を出させ、
 (なんとっ・・・!)

 身も軽くなって生き生きとして老いを知らず」
 (ええーっ!!)  ・・・・・なんですって。


この効能は脈々と伝えられ、中国では「美顔薬」として、サプリのような感じで販売されているとのこと。

「美肌効果のある山菜」として、TV番組(「トコロさんの目がテン」)で紹介されたそうなんですが、ご覧になりました?

日本でも、成分を配合した「美白美容液」が開発・販売されています。

これから注目を集めそうな植物ですな~。折しも、「紫外線対策」に一気に目が向くシーズンですし。

また、男性も気になる、「糖尿病」「痛風」などにも効果あり! とされています。


「白インゲン」の次は、「アマドコロ」が来るかも!
(適正な使用量と方法を守って、のことですが)


いろいろな面で役に立ってくれる存在感は、、まさに「元気を出して」と、応援してくれているかのようです。

2006年05月22日

5月22日の誕生花は「フクシア」

花言葉は「好みのよさ」

フクシア

花言葉は「好みのよさ」

フクシア

「ホクシア」などとも呼ばれます。

バブルの頃大流行した口紅の色、「青みがかったピンク」は、
(シャネルのNo.365とか565とか! 
 理解者限定ネタですんません)

「フューシャピンク」とも言うのですが、

実は、この花の色が由来なんです!


アカバナ科。常緑または落葉低木。

中南米やニュージーランドが原産地。ペルーやアンデスの高山地帯にも原種が存在します。

昭和初めに、アメリカから渡来したとされます。


高さは、30センチ~1メートルほど。交配・改良が進み、鉢花として楽しめるようになっています。

花期は、5~6月にかけて。

垂れ下がって咲く花の姿は、イヤリングにもたとえられ、英名は「レディース・イヤードロップ」。

古代インカでも、「女王の耳飾り」と呼ばれていたようです。

花びらと萼が4枚ずつ、上に反り返るのは萼、下に向くのは花びらです。


花色は紅、白、赤、紫、青があり、花びらと萼の色が異なる種類も多くて変化に富んでおり、対比が楽しめます。


花形は、

「シングル(花弁が4枚)」
「セミダブル(花弁が5~7枚)」
「ダブル(八重咲き、花弁が8枚以上)」に分けられ、

写真のタイプは「シングル」ですね。(寝具みたい~!)


もともとの性質としては、暑さと多湿に弱く、日本の気候にはあまり適していません。

しかし、ここで登場するのが、またもや「酒造メーカー」! (以前「カーネーション」の項でも採り上げましたよね)

今回は「○ントリー」でございます。
(前回は「○リン」)

「エンジェルス・イヤリング」という耐暑性のある品種を、兵庫県西宮市と共同で開発し、めきめきとポピュラーになってきています。

管理人も先日、近くのホームセンターで目にしたばかり。

小さなマスコットがぶら下がっているようにも見える容姿は、愛嬌たっぷりで、今後ますます注目を集めそうです。

今から育てれば、「好みのよさ」に、一目おかれるかも知れませんよ。

2006年05月21日

5月21日の誕生花は「ボリジ」

花言葉は「心変わり」

ボリジ

花言葉は「心変わり」

ボリジ

日本名は「ルリヂシャ(瑠璃萵苣)」。

全草に、細かい毛がびっしりと生えているのが特徴的。
名前の由来ともなっています。

ハーブの一種とされ、

アロマテラピーの「ベースオイル」として、
また、「エディブル・フラワー(食べられる花)」として、

美容と健康に役立ちます。


ムラサキ科。1、2年草。
日本の夏の高温多湿に弱いので、基本的に1年草扱いとされます。

原産地は、地中海沿岸。


草丈は、60~80センチほど。
秋に種をまいて冬越しさせると、大株になります。

花期は、4~7月にかけて。一日花ですが、次々に咲きます。


花色は青、白。

ボリジの青色は「マドンナ・ブルー」と言われ、画家がこの花の絞り汁で、聖母マリアの着衣を塗ったことからきています。

自然界には、意外とクリアな青色の花は少ないようで、珍重されたようなのですね。


名前は、ラテン語の「剛毛」を意味する言葉に由来するという説が一般的。

まんまスバリですな。

また、ケルト語の「勇気ある人」から来たとする説も。


古くからハーブとして、発汗、沈静、利尿などの治療に用いられていました。

若葉には、キュウリのような香りがあって、サラダや天ぷらに。

花は砂糖漬けにして、ケーキの飾りにしたり(レアチーズケーキの飾りにすると、映えるそうです)、ワインに浮かべたりと、なんだか「セレブ」な楽しみ方ができそう?


しかし、少量ですがアルカロイド系物質が含まれているので、食べ過ぎは要注意。「毎日食べる」モノでは、ないようです。

あくまで、特別な時に、ちょこっとおしゃれに・・・。 何事も、ほどほどがいいんですね。


実は、アジサイと同じで、花色が変わるのです。

生育土壌の質に左右されるようで、酸性では青い花、アルカリ性ではピンクの花が咲く、とされます。

また、「咲き始めはピンク、時間の経過と共に青くなる」という、観察記もあり、興味深いものがあります。


「心変わり」という花言葉は、移りゆく花色をあらわしたものでしょう。

2006年05月20日

5月20日の誕生花は「デルフィニウム」

花言葉は「高貴」

デルフィニウム

花言葉は「高貴」


デルフィニウム


「デルフィニウム」とはギリシア語の「イルカ」に由来します。

花の後の部分を「イルカの尾びれ」に見立てた、
つぼみをイルカに見立てた・・・とされています。


しかし、日本人は・・・
「燕(つばめ)」の尾に見立て、
「ヒエンソウ(飛燕草)」という名前をつけました。


キンポウゲ科。一年草または多年草。

ヨーロッパ、アジア、 北アメリカ、 アフリカ山岳地帯など広い範囲に分布し、その数300種以上とも言われます。

概して、「冷涼地」「夏に乾燥する地域」。

高温多湿は嫌うので・・・、「日本の夏」は天敵! なのですが、改良によって、かなり暑さに強いものも出回って来ました。


一年草のタイプは「ラークスパー (千鳥草)」という別種もありますが、とても近い種類。


草丈は、30センチ~1メートルを越えるものまで。

花期は、4~9月にかけて。

交配によって多くの品種が作り出され、種類によって、幅があるようです。


花色は豊富で、青や紫の濃淡をはじめ、赤、ピンク、白、黄色、オレンジなど豊富ですが・・・

この花の醍醐味といえば、やはり海を思わせるクリアな「青」ですね。


しかし、思いのほか水とは相性がイマイチで、切り花は水あげが悪いんです・・・。


そこでオススメの方法は、「湯あげ」。

60度以上、結構熱いお湯をバケツや桶に張って、根本3~4センチ位までを茎の色が変るまで浸します。

時間にして数秒、一呼吸くらいでしょうか。

その後、すぐに冷水に1時間ほどつけます。

お湯の熱気が伝わらないように、お花の部分は新聞紙などでくるんでおいてくださいね。


ちょっと荒療治(?)ですが、びっくりさせて、刺激と勢いで水を吸い上げさせる・・・てな感じでしょうか。


「高貴」な青を長く楽しむために、ぜひ、お試し下さいね。

確かに、日本人にとっては
「イルカ」より「ツバメ」の方が、なじみ深いかなぁ。

2006年05月19日

5月19日の誕生花は「クルミ」

花言葉は「知性」

クルミ雄花

花言葉は「知性」

クルミ雄花
クルミの雄花

クルミ雌花
クルミの雌花

クルミ

漢字では「胡桃」と書きます。
「桃」、というより、「脳○そ」・・・!?

・・・失礼いたしました・・・。


お菓子やおつまみなどで、おなじみのナッツ。

雌花と雄花が別々です。


クルミ科。落葉高木。

原産地は、ペルシャ(現在のトルコ付近)と言われていますが、世界にひろく分布しており、日本にも「オニグルミ」「ヒメグルミ」が自生、縄文時代から食用にされていたと考えられています。

それとは別に、豊臣秀吉が行った朝鮮出兵の時に武士が持ち帰ってきた種類もあるとされ、漢字の当て字は、ここから来ているようですね。(「胡」は、中国大陸や騎馬民族のことを指します)


樹高は、25メートルにもなります。

花期は、5~6月にかけて。

雄花は、「2年目の枝」にひも状に垂れ下がり、
雌花は、「新芽」の先に直立してつきます。
(やっぱり、女房は新しい方が・・・!? キーッ!)


果実の収穫期は、秋。

緑色の皮を腐らせて洗い落とすと、でこぼこした固い殻があらわれます。

他のナッツと同様、質のいい油脂やミネラルを豊富に含みます。

また、木材としても幅広く利用され、クルミ材のギターは高級品。


最近では、殻が埋め込まれた「スタッドレスタイヤ」が発売されて、話題になりましたっけ。

氷よりも硬くて、道路よりも柔らかいので、粉じんを出さないということなんですが、性能は、どうでしょう?管理人は車に乗らないので、わからないのですけども。

環境に優しい感じはしますよね。


「知性」という花言葉は、頭脳を思わせる風貌(またもや、すんません)と、さまざまな分野に対応して役立つ、守備範囲の広さを讃えたものでしょうか。

2006年05月18日

5月18日の誕生花は「アヤメ」

花言葉は「良き便り」

アヤメ

花言葉は「良き便り」

アヤメ


漢字では「菖蒲」や「文目」と書きます。
(PCでは、「菖蒲」と変換されます)

「菖蒲」の方は、「ショウブ」とも読むので、
混乱のもとですな^^;(ただでさえ似てるのに)。

万葉集にも名前が登場する、
古くから日本人に愛された花。

アヤメ科。多年草。

日本~シベリア、北朝鮮、中国北部など、東アジア一帯が原産地とされます。


草丈は、30~50センチほど。

5月下旬~7月にかけて、紫色や白の花を咲かせます。

花の大きさは7~8センチほど。

ミニサイズの「三寸アヤメ」もあります。


さて、以前「カキツバタ」の号で、簡単な見分け方をご紹介しましたので、今回も参りましょう。


・花の付け根に、黄色と紫の網目模様(蜜標)がある。
 虫に蜜のありかを教えるための模様。
 「文目」模様と呼ばれ、これが名前の由来ともされます。

・花は、葉と同じくらいかやや高い位置で咲く。

・水は苦手!
 乾燥した高原の草地などの方がよく、過湿は嫌います。


乾燥地を好む、というのは、結構意外でしょ?

山梨県南アルプス市(旧櫛形町)の「櫛形山」には、「アヤメ平」という群生地があります。

山の中にアヤメの群落。見事でしょうね。


とはいえ、「いずれあやめか かきつばた」と言うくらいですから、正確に見分けるのは至難の業。

「いいじゃないの、美しければ」とお気楽にいくのもいいでしょう。

いずれの花も、美しさという「良き便り」を、心にもたらしてくれます。

2006年05月17日

5月17日の誕生花は「ジャガイモ」

花言葉は「慈愛」

ジャガイモ

花言葉は「慈愛」

ジャガイモ


サッカー・ワールドカップ会場の「ドイツ」といえば、
「じゃがいも料理」、というイメージ、ありますよね。

いろんな食べ方がありますが、
何が一番好きですか?


管理人は・・・ポテトサラダかなぁ。
あつあつのフライも捨てがたい・・・。
肉じゃがも・・・

誰か止めて~! 


ナス科。多年草(ですが年越しは「イモ」です)。


南アメリカ、アンデス山地のペルー・チリ周辺が原産地とされます。ちなみにトウモロコシ、トマトなどもこの辺りの出身。

日本には、16世紀後半に長崎に渡来したのがはじまり。

ジャカルタ経由でやってきたことから、当初は「ジャガタライモ」と呼ばれていました。


草丈は、80センチほど。

5月下旬~6月にかけて、白や淡い紫色の花を咲かせます。

花が終わり、地上部の茎があらかた枯れたところで、嬉しい楽しい「イモ掘り」となります。

イモは、地下茎が肥大化したもの。


じつは、渡来してから長い間、花を観賞する目的で栽培されていたのです。

なかなか料理法が確立せず(=日本人の口に合わなかった)、作物として本格栽培されはじめたのは、
18世紀後半の天明の飢饉、そして19世紀の天保の飢饉がきっかけ。

明治に入って、ようやく食物として普及したようです。


現在は、そのまま食用にするほか、でんぷんは精製されて「片栗粉」として、また医療や工業分野においても、粘り気を出す「糊料」や薬のコーティング剤などに使われています。


「男爵」「メイクイーン」などの品種の違いや、「芽や、緑になったところには有害物質があって食べると中毒に」などは、おなじみのネタですので、割愛!


ここはひとひねりしまして・・・

突然ですが、

画家・ミレーの「晩鐘」という絵画、ご存知ですか?

農家の夫婦が、夕暮れの畑にたたずみ、夕べの鐘を聞きながら祈りを捧げている・・・という風景を、情感あふれる筆致で描いた名画ですが、ご夫婦が祈りを捧げているの場所は「ジャガイモ畑」、なんですね~。

足もとに、存在が確認できます。

じっくりご覧になる機会ありましたら、ぜひ、ご確認ください。


長きにわたり、人類の命を支えている「慈愛」に満ちた存在、これからもお世話になります。


2006年05月16日

5月16日の誕生花は「イキシア」

花言葉は「誇り高い」

イキシア

花言葉は「誇り高い」


イキシア


グラジオラスとフリージアをミックスさせて、
角を丸くしたような感じ?

学名(俗名)「IXIA」を、英語読みにした名前ですが、
「イクシア」とも呼ばれます。

似たような名前の「カセットテープ」、
ありましたっけ?
(そりゃ「アクシア」だ! 懐かし~)

別名「アフリカン・コーンリリー(とうもろこし畑の雑草だったことから)」、日本での別名「ヤリズイセン(槍水仙)」とも呼ばれます。

アヤメ科。球根植物。

原産地は、南アメリカ、ケープ地方。50種ほどの原種が分布しています。

日本には、明治時代の末に渡来したとされます。

草丈は、20~90センチほど。

花期は、4月下旬~6月にかけて。ハウス栽培された切り花は、2月ごろから出回ります。

花色は、赤、ピンク、白、オレンジ、黄、紫、複色など豊富。

ちょっと縦長の6弁花は、直径2~3センチ。昼間開いて、夜は閉じます。


交配・改良が比較的簡単で、オランダで多くの品種が作り出されました。


「イキシア」という名前の由来は、なんとギリシャ語の「とりもち」。

手折ると、粘り気のある汁を出すことからきています。

ギリシャでも「とりもち」、使ったのでしょうか? さて、どんな用途に? 気になりますな。


「有名な」という同音異義語から来た、という説もあって、こちらは、花色の豊富さから。

原種には、緑色っぽい花をつけるものもあるとのこと。

イキシア・ヴィリディフロラ、と言う名前。

中心部分が濃い紫、花びら全体は淡い青緑色、ひすい色とも形容出来るような、印象的な色あいの花を咲かせるんだそうです。

ヴィリディフロラとはすばり、ラテン語で「緑色の花が咲く」という意味。

一度は見てみたいもんです。


基本的に丈夫な花ですが、とっても「引っ越し好き」。連作を嫌います。

めんどうでも、夏には球根を掘りあげて、翌年の早春には、別の場所に植え替えてあげましょう。


持って生まれた「誇り高さ」が、席を温めることを良しとしないのでしょうか・・・・。

2006年05月15日

5月15日の誕生花は「ドクダミ」

花言葉は「白い追憶」

ドクダミ

花言葉は「白い追憶」


ドクダミ

別名は「ジュウヤク(十薬)」。

10の薬を合わせたほどの薬効があることから名づけられたようで、薬草としての地位は「重役クラス」。


独特の匂いがクローズアップされることが多いですが、
花もとてもキレイですよ。

匂いを気にせず、じっくりご覧下さい!

ドクダミ科。多年草。

日本各地に広く分布しています。

やや日陰の、湿り気の多いところを好むようで、そのたくましさと言ったら、ほんとは「分布」、なぁんておすまし言葉ではとても片づきません。

都会の真ん中、アスファルトの割れ目からもいきいきと顔を出しています。

日本以外にも中国、台湾、ヒマラヤ、インドネシアなどでも見られます。


草丈は、30センチほど。

花期は、6~7月にかけて。アジサイと並ぶ「梅雨時の花」でもあるんですね。

4枚の花びらに見える部分は、実際は葉が変化した「苞(ほう)」。本当の花は、中心部分の黄色い穂です。

直径2センチほどの十字架のような形の花で、暗がりでも、結構目立ちます。


古くから薬効あらたかな草として、よく知られた民間薬でしたが、戦後、化学的な成分分析が進むにつれ、ますますその効力の高さが実証されてきています。

名前の由来も、「毒を吸収して蓄える」 = ドクダメ(毒溜)が転じたともされ、江戸時代の医学者、「養生訓」の貝原益軒が「十薬」と紹介しました。


数ある薬効のうち、今はやりのものと言えば・・・
「デトックス効果」、ということでしょうかね。

利尿や便通を良くし、排泄をうながす、つまり、「老廃物の代謝」に多いに役だってくれるのですな。

「みのもんた」さんが番組でしゃべる日も近い? 「ドクダミでデトックス」!


惜しむらくは、やっぱりあの「匂い」ですが、きっとどこかの健康食品メーカーが「効能を凝縮させながらも匂いを取り除くことに成功!」して、画期的な商品を売り出すことでしょう。

なってったって、材料は「タダ」で手に入りますもんね。


ちなみに管理人は、「殺菌作用」に注目し、生ゴミの匂い消しとして、台所の「三角コーナー」に一枝入れています。

効果てきめんです。ぜひ、おためしあれ。

摘むときに指につく匂いは、水で洗えばすぐにとれますので、ご心配なく。


「白い追憶」という詩的な花言葉は、どこでも見られる姿に、郷愁を重ね合わせたものでしょうか。

純白の花は、物言わずに変わらず咲き続け、変わりゆく人間社会をやさしく見つめ続けているかのようです。

2006年05月14日

5月14日の誕生花は「シラン」

花言葉は「あなたを忘れない」

シラン

花言葉は「あなたを忘れない」

シラン

シラン


もちろん「知らん」ではなく^^;

「紫蘭」と書きます。

園芸種ではないのですが、
その美しさが愛され、古くから栽培されてきました。

「唇弁(リップ)」に入る「縦フリル」にご注目!


ラン科。多年草。

中国西南部から台湾、南西諸島、日本の中部まで分布。
本州中部より西、関西~九州に広く自生します。


草丈は、30~50センチ。

花期は、5~6月にかけて。

「素朴なカトレア」という雰囲気もただよう花を、一本の花茎に数個咲かせます。

幅の広い緑の葉と、紫の花のコントラストは目を引く姿。

花色は、紅紫のほかに、白もあります。


地中浅くに、平たい球形の茎(地下茎、偽球茎)を作って増えますが、これを掘り出して加工したものは
「白及(ビャクキュウ)」と呼ばれる漢方の生薬。

外用薬としては、傷の保護やあかぎれに、
内服薬としては、止血剤として胃潰瘍や十二指腸潰瘍に用いられています。

粘液質を多く含むため、傷ついた細胞の保護、修復によいとされているんですね。


また、その粘りを生かした意外な使われ方が、「七宝(しっぽう)焼き」の材料として。

愛知県尾張地方が有名な産地の工芸品ですが(名古屋の北西部に「七宝町」があります)、図案をかたどる銅線を基板に固定するときの「接着剤」として使われているんだそうです。


「気むずかし屋」が多いとされるラン科の中にあって、丈夫さ、育てやすさはおそらく「世界トップクラス」。

「地植え対応」はもちろん、放っておいてもどんどん株分かれして、増えていきます。


温帯・平地の気候に見事適応し、人間のそばで生きるために、たくましさと、愛される美しさとを兼ね備える・・・、

なかなかの「世渡り上手」と言えますまいか。

一度植えたら、忘れようったって、「忘れられない」存在になることは間違いないでしょう。

そして、この花が「重要モチーフとして登場する」とされる小説が、2007年話題になりました。

交換日記/花のことば
交換日記/花のことば
posted with amazlet on 07.12.10
庄司 智春
角川ザテレビジョン (2007/11)
売り上げランキング: 1472

「花のことば」(2007年6月19日放映) 作・庄司智春(お笑いコンビ「品川庄司」)
 TV番組「ロンドンハーツ」内で、お笑い芸人に小説を書かせてみようという企画で執筆されたもの。
 番組内でミニドラマ仕立てでオンエアされたところ、そのリリカルな内容が大きな反響を呼び、急遽「別冊カドカワ」に掲載されることになりました。
 そして、2007年11月17日には、ついに単行本として発売!

管理人も、早速入手、読んでみました。
奇をてらわず、まっとうな恋愛小説という感じで、初めて小説を書いたとは思えない出来。庄司さんの新たな才能発見!という印象です。

ところが、この作品のラストに登場するのは「シオン」となっているんですが、ネット上では「シラン」で話題にしているサイトが多いのです。(故に「シラン」のページで本をご紹介)

オンエアの時には、「シラン」だったのでしょうか?
管理人はオンエアそのものを見ていないので、真相がはっきりわかりません。どなたか、本当はどちらなのか、教えて頂けないでしょうか・・・?

2006年05月13日

5月13日の誕生花は「サンザシ」

花言葉は「希望」

サンザシ

花言葉は「希望」

サンザシ

サンザシ


漢字では「山査子」と書きます。

ヨーロッパでは、5月を代表する花木。

「メイ・フラワー」と呼ばれています。

17世紀に、イギリスから北アメリカへ渡った開拓船にも、

この花の名前、「メイフラワー」がつけられていますね。


バラ科。落葉低木または高木。

中国やヨーロッパなどに広く分布し、1000種ほどが確認されています。

日本でよく見られる種類は、中国から朝鮮をへて、江戸時代の享保年間(1734年とも言われる)に、薬用として渡来しました。

現在、東京大学付属植物園に植えられている木は、「渡来した本人」・・・ならぬ「原木」ということなんです! 樹齢270年あまり、すごいですね。


樹高は、1,5~10メートルほど。

「東洋系は低め」
「西洋系は高め」・・・という傾向。

欧米では、庭のシンボル・ツリーとしても、よく使われる木となっています。

剪定にそんなに気をつかわなくても、樹形が整うようなんですね。「手間いらず」です。


花期は、4~5月。
ウメに似た5弁花を数輪ずつ固めて咲かせます。


花色は、東洋系は白、西洋系は紅色が中心ですが、園芸種にはピンクの濃淡があって、八重咲きの品種も見られます。


その後、10月ごろに赤く熟す実が、消化器系の滋養強壮によいとされており、健康食品や果実酒などの材料になっています。


西洋では、この木にはやや特別な意味づけがされていまして、何と、イエス・キリストが磔(はりつけ)になった際の「イバラの冠」は、サンザシ製だった・・・と言われているんですね。

材質が固く、トゲをもっていることから、魔よけの霊力を持っていると信じられているようです。

花が、一年で一番美しい季節、5月に咲くこともあり、とても良いイメージ。


アメリカに新天地をもとめて船出した「ピルグリム・ファーザーズ」達の胸の中にも、燦然と「希望」が輝いていたことでしょう。

2006年05月12日

5月12日の誕生花は「アスチルベ」

花言葉は「自由」

アスチルベ

花言葉は「自由」

アスチルベ

学名がそのまま一般名になっていますが、

この「学名」が、クセ物です。
詳しくは、下段で。

花の咲き方は、
ちょっと「セイタカアワダチソウ」にも似てますかね?


ユキノシタ科。多年草。

北アメリカや東アジアに25種類ほど分布、日本にも5種が自生します。

日本自生種は「アワモリショウマ(泡盛升麻)」「チダケサシ(乳茸刺)」といった名前。


「アワモリ・・・」は、花の咲き方をたとえ、

「チダケサシ」は、チダゲ(乳茸)という食用キノコを採取した後に、この草に刺して持ち帰ったことからきています。

これらと、中国などからの外来種とが交配されて、「アスチルベ」と呼ばれる園芸種がつくられました。


草丈は、40~80センチほど。

花期は、5月下旬~7月にかけて、
小花を、円錐状に密集させて咲かせます。

花色は、白、ピンク、赤、紅色、淡紫など。

寄せ植えにすると、なかなか見事な眺めに。丈夫で、花も「明日散るべ」ではなく(^^;)、長期間楽しめます。

半日陰で、そこそこ湿度のある肥沃な土地を好むようですね。


さて、問題の「学名」ですが・・・・

スバリ「美しくない」!

ちょっと~、あんまりじゃありません!?

その他、「輝いていない」とか。要するに「パッとしない」ってことですな。

葉にツヤがないからとか、1つ1つの花が小さくて見栄えがしないからとか、由来は諸説あるようですが、

「木を見て森を見ず」って感じ・・・?


でも、当の本人(本草?)は、そんなことなどまるで意に介さず、

風に揺られて楽しそうにそよいでいる姿は、「自由」の美しさを、しみじみ感じさせてくれる、軽やかさな美しさです。

2006年05月11日

5月11日の誕生花は「ニセアカシア」

花言葉は「慕情」

ニセアカシア

花言葉は「慕情」

ニセアカシア

北海道で「アカシア」と言えば、
この花のことを指すようですね。

「にせ(偽)」なんて、人聞きがちょいと悪いですが、

フジの花にも似て、
ミモザアカシアとはまた違う美しさ。

「アカシアのハチミツ」の原料でもあります。


マメ科。落葉高木。

北アメリカ原産。日本へ渡来したのは、明治の初めです。

樹高は、およそ20メートルにもなります。

砂防用として街路樹や海沿いに植えられましたが、丈夫な性質なので、あちこちで野生化しているようです。

しかし大木になるわりに根の張りが浅いので、倒木の危険がやや高め、とのこと。


一般のご家庭で庭木として楽しむには、かなりマメな剪定が必要となりそうです。(「マメ科」だけに、マメな剪定、なんちって^^;)


・・・次、行きましょうね。・・・

花期は、5~6月にかけて、白い蝶型の花を、房状に咲かせます。

ひとつの房は、10~15センチくらい。

花の後に、インゲン豆っぽい「さや」がぶら下がるのも、フジとよく似ています。


甘い香りのする花は、なんと「ニホンザル」の大好物なんですね。(青森県下北半島)

甘い蜜もあるので、とにかくおいしいのでしょう。

人間も、天ぷらにして食用にしております。


「ニセアカシア」とは、学名を直訳したもの。

近い種のミモザアカシアと対比しての名前ですが、花の感じは全然違いますね。(「ミモザ」の項をご覧下さい)

もっと、独自の学名をつけてあげればよかったのに。


「ハリエンジュ(針槐)」という別名もあって、「針をもつエンジュ」の意味。葉の付け根に、鋭いトゲがありますので、取り扱い注意です。


この花は、歌のモチーフによく使われていますね。

「アカシアの雨に打たれて」
「赤いハンカチ」
「この道」・・・などなど。

あら、みんなスタンダードナンバーだわ。

歌えます?


1曲目は、「関口宏さん」の奥様、西田佐知子さんが歌いました。ちょっと退廃的ムード漂う曲。

2曲目は、石原裕次郎さんが歌って大ヒットしました。

3曲目は、北原白秋作詞。


管理人は・・・

歌好きな母の影響で(← ここ、太字ですからねっ!)、全部、歌えます。


白くて清楚な花は、「慕情」を誘うのでしょう。

2006年05月10日

5月10日の誕生花は「カーネーション」

花言葉は「女性の愛」

カーネーション

花言葉は「女性の愛」


カーネーション


5月の花、と言えば・・・やっぱりこの花かな?

全国のフラワーショップ関係の方々、
今週は「厳戒態勢」なのではないでしょうか?

この花のそばに、たくさんの笑顔があふれる一日、

5月の第2日曜日は「母の日」です。


ナデシコ科。多年草。

原産地は、南ヨーロッパ~西アジアの、地中海沿岸地域とされます。

日本への渡来はかなり古く、江戸時代の初めごろと言われます。


ヨーロッパでも、古くからハーブや観賞用に栽培され、現在では多種多様な品種がつくりだされていますが、その原種は・・・

「草丈40~50センチほどで、 スプレーカーネーションのように枝分かれしている淡いピンクの5弁花」・・・ということですので、

いわゆる「ナデシコ」状の花、だったのでしょうね。


一年中出回っていますが、最盛期はやはり5月。

花色はとても豊富で、赤をはじめ、ピンク、黄色、白、オレンジ、複色などなど、紫や青の種類も最近の人気です。

「青いカーネーション」作出は、ちょっとニュースになりました。


意外なことに、新種の育苗権(苗の著作権、みたいなもんですな)は、「キリンビール」がかなりの数を掌握しているんです。(By テレビ東京系「ガイアの夜明け」)


「母の日」は、アメリカが発祥の行事というのは、結構おなじみですね。

もともとは、「お母さんにカーネーションをあげて、感謝の気持ちを表そう!」と、いうものではなく、「亡き母の追悼」そして「平和を願う日」としての意味も込められていたようです。

ほかの行事同様、商業ベースにのせられて、コンセプトが微妙に変わっていきました。


詳しい経緯は、ちょいと端折らせていただきますが^^;

アメリカでも次第に「母の日」に、プレゼント用としてカーネーションが高騰するようになり、それを見た「母の日」の最初の提唱者、アンナ・ジャービスは、「こんなのは違う!」と激怒・・・。

「大衆化と変化」は、切り離せないものなのでしょうかね~。良くも悪くも。


まあ、

「お母さまに感謝する日」
「全ての『女性の愛』や母性を守る平和に感謝し、その継続を願う日」

・・・と、とらえて、無理なくできる範囲で気持ちを表せば良いのではないでしょうか。

進化する母の日ギフトはこちら

2006年05月09日

5月9日の誕生花は「クレマチス」

花言葉は「高潔」

クレマチス

花言葉は「高潔」


クレマチス

一般に「テッセン(鉄線)」とも呼ばれる、つる性の植物。

さまざまな系統の園芸種を総称して、クレマチスと言い、

日本にも、
現在の園芸種のもととなった原種「カザグルマ(風車)」が
自生していて、古くから愛されていたようです。

昨日ご紹介したオダマキと同じ科、というのは、
ちょっとびっくりでしょ?

全然違いますもんね。


キンポウゲ科。常緑または落葉の、木質つる植物。

日本から中国、ヨーロッパ、北アメリカなど、北半球の温帯地域に広く分布しています。


「クレマチス」の名前で出回っている種類は結構多く、じつは花形も、壺型で下向きに咲くものもあるんです!

多すぎて収集がつかなくなりそうですので、中国原産の「テッセン」と、日本原産の「カザグルマ」と中心にお話を進めてまいります。

「テッセン」は、江戸時代・17世紀の寛文年間に渡来したとされます。


花期は、最盛期は5月~6月にかけて。
直径6~15センチほどの花を咲かせます。

もともとの花色は、
「テッセン」が淡い紫か淡い黄色、
「カザグルマ」は、淡い紫か白、となっています。

現在は改良種が多く生みだされ、青紫、ピンク、赤紫、グラデーションの入った複色などさまざま。

大輪化や重弁化(八重咲き)も進み、とっても華やかです。

「四季咲き」の種類もあって、秋口まで楽しめます。

花びらに見えるのは、「萼」。
ほんとうの花びらは、中央にみえる筋状の部分で、他のキンポウゲ科の植物「セツブンソウ」などと同じです。


もともとの「テッセン」は、萼が6枚、
     「カザグルマ」は、萼が8枚。

じゃ、「7枚は・・・?」

・・・・「テツグルマ」! 

ま~さ~か~! 突然変異か、気まぐれか。

そこそこ見られるようではあります。


「テッセン」の由来は、そのままズバリ、つるが鉄の線のように強くてしなやかなことから。


「テッセン」と「カザグルマ」がヨーロッパへ渡り、あちらの品種とミックスされて、多種多様になっていきました。


ヨーロッパでは、つるが、縄や紐、はたまたベッドのスプリング(!)として使われていたそうです。

また、乞食が同情を買うために、この花のつるで体を傷つけたといういわれもあって、さまざまな使われ方、イメージを喚起する花となっているんですね。


最近はプレゼントとしても人気です。

和室に合う「しっとりもの」から、華やかな「パッチリもの」まで、

「高潔」な雰囲気は持ち合わせていますね。

2006年05月08日

5月8日の誕生花は「オダマキ」

花言葉は「必ず手に入れる」

オダマキ

花言葉は「必ず手に入れる」

オダマキ

オダマキ


漢字では「苧環」。
ちょっと難しいですね。

花の形が、
真ん中が空洞になっている、かつての糸巻き「苧環」に、
似ていることからこの名前になりました。

「苧」は、「麻糸」のことを意味します。

悲劇のヒロイン・静御前にもゆかりのある花。


キンポウゲ科。多年草。

日本からアジア、中央ヨーロッパ、北アメリカに広く分布し、およそ50種が確認されています。

日本自生種は「ミヤマ(深山)オダマキ」という種類で、紫色の花。

これを園芸化したものが「オダマキ」、そして西洋種も「西洋オダマキ」として流通し、オダマキ界(!?)の両翼を担っています。


草丈は、30~50センチ。

花期は、5月。
花の直径は、3~4センチほど。

花色は、日本生まれのものは、青紫、白。

かたや「西洋オダマキ」は、赤紫、白、ピンクなど。こちらには「八重咲き」の品種もあるようです。


「距(きょ)」という、花の後ろ側に伸びる部分が独特で(スミレの花にもありますが、下段の写真をご覧下さい)、

短めなのは「国産」、
長めなのは「外国産」と覚えておいていただくと、識別がスムーズでございます。


色合いも異なり、

国産グループは、青紫と白のツートンカラーが目に鮮やかで、言うなれば「クール・ビューティー」、

西洋グループは、暖色系の華やかさが魅力。


静御前とオダマキとのつながりは、有名なエピソード、

とらわれの身の静御前は、鶴岡八幡宮で源頼朝に命じられ、歌い踊ることに。

「しづやしづ しづのをだまき 繰り返し・・・」で始まる、義経への思慕を切々と訴える内容は、すでに弟・義経との確執が決定的となっていた頼朝への、美しくも哀しい、しかしとても強い意志表示でした。


このシーンは、どんなドラマでも必ず出てきますね~。

静御前役の女優さんの見せ場でもありますが、実力が試されるシーンでも、あります^^;。


「必ず手に入れる」という花言葉は、「ライオンがこの草の葉を食べる」という西洋の定義からきたものですが、静御前の、胸に秘めた情熱を表していると受け取っても、いいかもしれませんね。

2006年05月07日

5月7日の誕生花は「ボタン」

花言葉は「王者の風格」

ボタン

花言葉は「王者の風格」

ボタン

美人の立ち姿「シャクヤク」の次は、「座り姿」のこの花です。

「花王(かおう)」(洗剤メーカーではナイ)、
「百花王(ひゃっかおう)」
「万花王(ばんかおう)」

など、これでもかというほどの讃美の名が贈られ、
古くから愛されてきました。

確かに、ゴージャスですわ~。

チャイナドレスのおねいさまに、よく似合いそう。


ボタン科。落葉低木。

原産地は、中国北西部。

日本への渡来は古く、仏教伝来と同じころに、もともとは薬用として弘法大師(空海)が持ち帰ったという説があるそうな。

花の美しさに感じ入った聖武天皇が、奈良の都のあちこちに植えさせた、とも。


樹高は、大きくても2メートルほど。
枝分かれして、横に張る樹形。
ここからも、「座れば・・・」の形容が導き出されたのでしょう。


花期は、4月下旬~5月にかけて。
直径15~20センチほどもある、大輪の花を咲かせます。

咲き方も、一重から、八重、千重(ちえ)、万重(まんえ)まで!


花色は、紅の濃淡、紫、白、ピンク、黄など豊富です。

微妙なグラデーションが美しい複色なども、改良によって作り出されています。

管理人は何を隠そう、「生まれて初めてこの花を見たとき」の衝撃を、今だに覚えているんですね~。

小学校1年生のころ、通学途中にふっとよそ見をした時(おいおい^^;)、目に飛び込んできたのが、道沿いのお家の庭に植えてあったピンクの大輪のボタンでした。

それまでの人生で、1輪でこんな大きくて、きれいな花を見たことがなかったので(1年生にとって、あの花はとてつもなく大きく見えたのです)口をあんぐり、しばし立ち止まり(遅刻はせずに済みましたケド)・・・

子供心にその美しさが深く深く刻み込まれたという訳でございます。


さて、薬用としては、

「根の皮」、「ボタンピ(牡丹皮)」として、鎮痛解熱、便秘、婦人病などに効果があります。

特に、女性特有の症状に効くとして、他の生薬と組み合わせて処方されています。

あの美しさを体に取り込める! とイメージするだけでも、フェロモンがアップしそうですな(そういう方向じゃないっつーの)。


そのほかにも、猪肉のことを「牡丹」と言ったり、春のお彼岸の「ぼたもち」は「ぼたん餅」から来ているとか、大粒の雪を「牡丹雪」と言うとか、

「マツバボタン」「ハボタン」と、「ボタン」を冠する別の植物もあり・・・・などなど、

大輪の花らしく、各界への影響も大輪でございます。

まさに「王者の風格」と、言えましょうか。

2006年05月06日

5月6日の誕生花は「シャクナゲ」

花言葉は「威厳」

シャクナゲ

花言葉は「威厳」

シャクナゲ


漢字では「石楠花」。

枝先に細長い葉を輪のようにつけ、
その中央に、ツツジに似た花が丸いドーム状に咲きます。

かつては「深山に咲く花」として、
神秘なイメージを持たれていたようです。

「高嶺の花」とは、
もともとはシャクナゲのことを指していた、とも・・・。

今はそれほど「高値」ではないようですな。


ツツジ科。常緑低木。

中国西部からヒマラヤに多く分布しており、日本にも数種類が自生しています。


樹高は、2~4メートルほど。

花期は、種類によっても違いますが、おおむね4月~6月にかけて。

花色は、紅、紫、白、黄、ピンクなど。

原種も、鮮やかな花色で、とにかく山の中で目を引いたようなのです。

そんな所から、日本では古くから「山の精」として考えられており、「不可侵」の存在だった模様。

観賞用として身近になったのは、明治39年に、イギリスから「西洋種」が入ってきてからのこと。

それまでは「神木」「忌み木」として、神棚に捧げる神聖な木として扱われ、「一般庶民が庭木にしたり、園芸用にしたりなんぞもってのほかっ!」・・・という感じだったらしいのです。


また、原産地のひとつ、ネパールでも、宗教的にとても重要な花として扱っている民族がありますし、「花木の帝王」「ヒマラヤの赤いバラ」と言った愛称で讃えられ、何をさておき「国花」に制定されております。


確かに、花盛りのシャクナゲの木は、ちょっと宗教的な装飾品の様にも見えなくもない。

赤い花は、燃えさかる「かがり火」のようにも・・・。


庶民には「御法度!」たっだ神聖なる花木も、今では庭木や鉢植え、そして「シャクナゲ園」などなど、華麗な姿を手軽に楽しめます。
良い時代になったもんだ。


姉妹サイト「花言葉事典」の「関東近県お花見情報」には、シャクナゲの名所もご紹介していますので、ぜひ、のぞいてみてくださいね! こちらからどうぞ。

2006年05月05日

5月5日の誕生花は「ハナショウブ」

花言葉は「うれしい知らせ」

ハナショウブ

花言葉は「うれしい知らせ」


ハナショウブ

「ショウブ湯」に使われるショウブは、
この花の葉ではありません。
サトイモ科の「ショウブ」。

葉が、ショウブに似ていて、花が美しいので、
「花菖蒲」となりました。

こちらの「ショウブ」も、
端午の節句に合わせて飾られることが多く、

鯉のぼりや5月人形に、よく合う凛々しさがありますね。

この写真は、どうやら「肥後系」、かな?
詳細は下段に。


アヤメ科。多年草。

日本各地の草原や湿原に自生する「ノハナショウブ(野花菖蒲)」を、改良してつくられた園芸品種。

「ノハナショウブ」は、日本列島だけでなく、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部や北方4島にも分布しているようです。

江戸時代中~後期に、さかんに品種改良され、各地で独特の発展を遂げ、その数500種とも言われます。


草丈は、60センチ~1メートルほど。

花期は、5月下旬~6月下旬にかけて。

花色は、紫の濃淡、白、赤紫、しぼりなど。


アヤメ科の花といえば、「見分け方」が何と言ってもポイントとされますが、「キレイならどれでもいいんでないの~」という本音はさておき(おいおい)

ハナショウブの大きな特色をひとつ。


「葉の中央に太い葉脈が縦に通っていること」。

ついつい花形で見分けようと躍起になりがちですが、そこは視点をちょいとずらして、「葉」に着目するのが、カシコイやり方。


そして、ハナショウブ界の「3大テノール」ならぬ「3大品種」、

「江戸系(東京)」
「肥後系(熊本)」
「伊勢系(三重)」の違いといえば・・・

「江戸系」・・・群生の美しさを愛でるのが目的。
        風雨に強く草丈も高め。
        平らに咲く方が見栄えがするので、平咲きの花が多い。

「肥後系」・・・江戸系から改良された品種。大輪で堂々とした風格を持つ。
        室内観賞を目的として改良されてきた系統。
        花弁は広く重く、ゆったりと垂れて咲き、豪華な印象。

「伊勢系」・・・雄しべの先にトサカ状の切れ込みが見られる。
        草丈は3系統中最も低く、葉と花茎の高さがほぼ同じ。
        肥後系に比べ小柄で線が細く、優美で女性的な感じ。


各地のショウブ園などで、実際に見比べてみるのがいいでしょう。

「百聞は一見にしかず」で、ございます。

何か「うれしい知らせ」も、もたらされるかも知れませんよ。

2006年05月04日

5月4日の誕生花は「ヤマブキ」

花言葉は「気品」

ヤマブキ

花言葉は「気品」

ヤマブキ


明るい黄金色を「山吹色」と言いますが、
まさにこの花の色からとられたもの。

日本全国で親しまれているので、

「桜前線」ならぬ「山吹前線」も、
計測してみたら、面白いかもしれませんね。


バラ科。落葉低木。

中国から日本にかけて分布しています。

樹高は、1~2メートルほど。

花径3~5センチほどの「山吹色」の5弁花を咲かせます。太田道灌が差し出された「八重咲き」は、園芸品種。

基本的に「1種1属」で、近い仲間はないとされています。


花期は、3月下旬~5月末にかけて。

南北に長い日本列島、全国を「山吹前線」が通過するのには、たっぷり2ヶ月、かかります。


以前ご紹介した「コデマリ」と同じような体質(!?)で、放って置いてもあまり大きくならず、細い枝が枝垂れるのが特徴。

少し傾斜のある所に植え込むと、自然な枝ぶりが楽しめます。

そよそよと風に枝が揺れる様子は、「山振り(ヤマブリ)」と表され、これが転じて「ヤマブキ」となったとも言われています。


さて、あまりにも有名な、太田道灌の伝説ですが・・・

狩りに出かけ、雨に降られた太田道灌が、雨具を借りようと一軒の農家に立ち寄ったところ、応対した女性は、黙ってヤマブキの枝を差し出した・・・。

その心は、
「七重八重 花は咲けども 山吹の実の 一つだになきぞ悲しき」

後拾遺集に収録されているこの歌にかけて、「実の」 = 「蓑」(「みのもんた」さんではナイ)ひとつもお貸し出来ない無念さをあらわしたもの。

すぐに意味が理解できず、怒って立ち去った道灌は、後に自分の無知を恥じ、和歌の勉強に励んだということです。

そう、八重咲き種には実がつきません。


花の一枝に思いを託して贈る・・・まさに「気品」ある、花の言葉、ですね。


2006年05月03日

5月3日の誕生花は「ミズバショウ」

花言葉は「美しい思い出」

ミズバショウ

花言葉は「美しい思い出」

ミズバショウ


♪夏が来れば思い出す~ 遙かな尾瀬 遠い空~・・・

歌曲「夏の思い出」に歌い込まれ、
高原の湿原を彩る花の代名詞的な存在。

この花といえば「尾瀬」というイメージですが、

そのほか長野県や北海道など、群生地は各地に結構あります。


サトイモ科。多年草。

本州中部より北にひろく分布し、樺太やカムチャッカでも見られます。


花茎は、10~30センチほどになります。

白い部分は花びらではなく、葉が変化した「仏炎苞(ぶつえんほう)」という部分。「花」は、中心に見える黄色い穂のようなところです。

「カラー」と花の作りは一緒ですね。


葉は、花と同時に根元から伸びて、花の後には長さ80センチほどに大きくなります。

この葉が「バショウ(芭蕉)」に似ていることから、「ミズバショウ(水芭蕉)」の名前になりました。


別名も色々ありまして、

「べごの舌」。
こちらは、大きな葉を「牛の舌」に見立ててつけられました。

「カンノンバス(観音蓮)」。
こちらは、白くて神々しいたたずまいから、でしょうね。

水の中からすーっと立ち上がっている姿は、確かに白衣の観音様のよう。


花期は、5月~7月ごろ。

自生地の高山や湿原では、雪解けと同時に開花するので、実は「夏の花」ではなく春を告げる花。

しかし、この花の持つ涼やかさが、高原の夏の雰囲気にピッタリなことは、確かですね。

ちなみに、よく似た花に「ザゼンソウ」というのもあります。

こんな感じ。

自ら熱を出して、雪を溶かしながら花咲く、という性質を持つ、なかなかの強者です。

独特のニオイがするので、英名は「スカンクキャベツ」と、言うそうな・・・。

どちらの花を見ても「美しい思い出」に、なるかな?

2006年05月02日

5月2日の花は「スズラン」

花言葉は「幸福が帰る」

スズラン

花言葉は「幸福が帰る」

スズラン

「キミカゲソウ(君影草)」という、
ロマンチックな別名もあります。

うつむいて咲く白い花が、
清純な乙女の姿のようにも見えるのでしょうね。

虫も殺さぬような清純さですが、
結構な有毒植物で、

虫どころか人間までも危うくさせることも~。


ユリ科。多年草。

原産地は、日本や朝鮮半島などのアジア、北アメリカ、ヨーロッパの3カ所に大きく分けられます。

冷涼な気候を好むため、日本では、本州の中部より北、特に北海道に多く自生しており「北海道の花」というイメージもありますね。


草丈は、20~35センチほどになります。

花期は、4月~6月ごろ。

香りの良い、鈴型の純白の花は、直径7ミリほどで、一本の花茎に10輪前後つけるようです。

最近は、ピンク色などの品種も。


現在もっともおなじみなのは「ドイツスズラン」。

日本のものよりも花が一回り大きく、香りも強め。花茎が葉よりも上に出て、葉の上で花が咲きます。


ヨーロッパでは、春の訪れを告げる花とされ、「聖母の涙」「天国の階段」などと呼ばれて、広く愛されています。

また、フランスやイギリスでは、5月1日(昨日ですな)は、「スズランの日」とされ、恋人や友人にスズランを贈ります。

贈られた人には幸せがもたらされるとされており、町中に「にわかスズラン屋」が店を広げるようです。


香水の原料にもなる、とされていますが、実際に花から香りを採取するのはむずかしく(成分が熱に弱いんだそうです)、化学香料を組み合わせて、香りを再現しているようです。

スズランの香りを再現した香水の代表格は、クリスチャン・ディオールの「ディオリッシモ」。

ディオールはスズランをこよなく愛し、生涯最後にプロデュースした名香と言われています。


毒性は強く、花・葉・茎すべてに含まれているので、小さいお子さんやペットを飼っているお宅では、念のため手の届かないところに飾りましょう。

多量に摂取すると、心不全を引き起こすこともあるとか・・・。

取り扱いには、やや注意ってところでしょうか。


そんな点を踏まえてもなお、「幸福が帰る」という花言葉が、よく似合うたたずまいです。

2006年05月01日

5月1日の誕生花「プリムラ・ポリアンサ」

花言葉は「可憐」

プリムラ・ポリアンサ

花言葉は「可憐」

プリムラ・ポリアンサ

「西洋サクラソウ」の代表種。

豊富な花色で、春の花壇や窓辺を明るく彩ります。

ポピュラー度はバツグンで、
お手頃価格で手に入りやすい点も魅力的。


サクラソウ科。園芸上は一年草扱い。

園芸交配種で、
イギリス原産の「プリムラ・ベリス」と、
小アジア(トルコ付近)原産の「プリムラ・ブルガーリス」を両親にもち、

花茎を短くし、花を大きくする方向で改良が進んでいったようです。

日本には、明治時代の中頃に渡来したとされます。


草丈はおよそ20センチほど。

花期は長く、11月~5月ごろにかけて。直径3~7センチほどの大ぶりの花を咲かせます。

花径10センチを超える「巨大輪」品種も登場しています。

花色は赤、ピンク、オレンジ、紫、青、黄、白・・・、そのほか「覆輪」など多彩で鮮やか。


「プリムラ」とは属名で、「最初」という意味。(バレエやオペラの「プリマドンナ」と同じですな)

春に、他の花に先がけて咲くことからつけられました。

現在は温室で育てられたものが秋口から出回るので、「冬を彩る」という印象もありますが、本来は春の花ですね。

「ポリアンサ」は、ギリシア語の「ポリアントス(多花性)」が転じたもので、こちらは、たくさん花を咲かせることから。


他のプリムラ同様、もともとは多年草の性質を持っているので、夏をうまく乗り切れば「多年草化」できます。

意外と「地植え」にするといいようです。

そろそろ今年の花期も終盤ですので、連休明けにでも「地植え」にチャレンジしてみては、いかがでしょう。

手をかけると、「可憐」さも、ひとしおですよ!