3月14日の誕生花は「アーモンド」
3月14日の誕生花・アーモンドの花言葉は「希望」
《アーモンドの花は、○○○に似ている!?》
「カリっと一粒」、チョコレートとの相性は抜群。
花はサクラに似た、可憐なもの。
それもそのはず、同じバラ科。
東京・六本木交差点の待ち合わせの名所「アマンド」は、アーモンドの「フランス語読み」です。
《アーモンドの基本情報》
バラ科。落葉高木。
原産地は、アジア西南部・現在のシリア付近と推定されています。
世界4大文明のひとつ「メソポタミア文明」発祥の地近く。
「旧約聖書」に登場しているくらいなので、古くから貴重な食料だったようですね。
現在は、なんといってもアメリカ・カリフォルニアが一大産地。
日本へは、まず江戸時代にポルトガルの南蛮船によってもたらされました。
その後1950年代に本格的な輸入が始まって、お菓子やスナック、料理に広く利用されています。
樹高は、5~6メートル。
花期は、カリフォルニアでは2月~3月にかけて。淡いピンク色の5弁花を咲かせます。
実の収穫は、夏、8月ごろです。
《アーモンドは、どこを食べる?》
同じバラ科の果実、桃や梅は「果肉」を食べますが、アーモンドは果肉が薄く、種の中に一つずつ入っている「仁」の部分を食べます。
アンズでいうと、「杏仁豆腐」になる部分。
梅干しでいうと・・・「天神様」の部分でしょうか。
(タネを歯で割って、食べたことがある方も?)
《アーモンドは西洋文化と深い関わり》
「幸福・豊穣のシンボル」として、古くから宗教的儀式やお祝いごとに使われます。
アーモンドの粒を砂糖でコーティングしたお菓子「ドラジェ」を、結婚式で配るのは、そのためなんです。
旧約聖書にも「アメンドウ」という名称で登場しています。
日本のサクラやウメと同様に、葉を出す前にいっせいに花を咲かせ、その後たくさんの実をつける生態が、「キリストの復活」と結びつけられたともされています。
転じて「アーモンド型」は、中世の宗教画の天空のモチーフとして重要な形となっています。
「聖母子像」とか「キリストの肖像画」とかの背景で、「アーモンド型」、探してみて下さいね。
《アーモンドは体に良い!》
最近は、抗酸化作用(老化防止)があるとされて注目の栄養素「ビタミンE」を多く含むとして、植物油としても市販されています。
管理人も炒め物・ドレッシングなどに使っているんですが、軽い感じの油で、おいしいですよ。
栄養価の高い食料として、人類に「希望」を与え続けてくれているようです。
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