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2006年07月31日

7月31日の誕生花は「カボチャ」

花言葉は「大きさ」

カボチャ

花言葉は「大きさ」

カボチャ

カボチャ


「南瓜」と書きます。

ビタミンを豊富に含む、健康野菜。

バーベキュー、焼き肉の「野菜焼き」には、
欠かせません!


ウリ科。一年草。

原産地は、中央アメリカから南アメリカの高原地帯。

コロンブスがヨーロッパに伝え、その後、世界に伝播していきました。

日本への渡来は、16世紀中ごろに、現在の熊本県に漂着したポルトガル船が伝えたのが最初とされています。

「カボチャ」の語源は「カンボジア」。
ポルトガル船が積んでいたのが、カンボジア産のカボチャ、だったことから。


花期、6~8月。
直径15センチほどもある、黄色の5弁花を咲かせます。

収穫期は、夏。
7月から9月にかけて、ごろごろとりっぱな実をつけます。

つるがカサカサになるくらいまで、「完熟」させたほうが、甘みがのるとのこと。

丸ごとだったら、涼しいところでの常温保存が可能。

かえってちょっと置いたほうが、おいしくなるようです。

収穫期が夏なのに、「冬至」に食べる、ということは、それだけ貯蔵性が高い、ということの証明でもありますね。


日本で栽培されているカボチャは、3タイプに大別されます。

日本カボチャ ・・・ 一番古く伝来。
           実がしまっていて、ダシで煮含める和食向き。

西洋カボチャ ・・・ 一番メジャー。甘くてホクホク。
           「えびすカボチャ」。

ペポカボチャ ・・・ 観賞用(ハロウィンのちょうちん)。
           ズッキーニも、このグループ。
           「大きさくらべ」に登場するのも、こちらから。

ズッキーニは、1980年代から普及しはじめた、とても新しい品種。

イタリアンブームで、急速に普及しました。
(「きゅうり」っぽいですが、カボチャなんですな)


お料理に、お菓子に、大人も子どもも楽しく美味しく食べて、身も心も「大き」くなりましょう!

2006年07月30日

7月30日の誕生花は「ニチニチソウ」

花言葉は「楽しい思い出」

ニチニチソウ

花言葉は「楽しい思い出」

ニチニチソウ

「日日草」と書きます。

毎日、次々に花を咲かせることから、
この名前になりました。

丈夫で育てやすく、
大気汚染などにも強いことから、

町なかの花壇にもよく利用されているようですね。


キョウチクトウ科。一年草。

自生地では多年草ですが、耐寒性に乏しいため、日本では一年草扱いです。

原産地は、マダカスカル島、インド洋の島々、ジャワ島など。

日本への渡来は、江戸時代中ごろ、1780年代とされています。


草丈は、30~50センチ。

花期は結構長くて、5月~10月にかけて。
直径3~4センチほどの5弁花を咲かせます。

大輪化させる方向で、改良が進んでいるようです。


実際のところは「一日花(一日でしぼむ)」ではなく、1輪が3~5日もつようですが、「毎日咲きかわるように見える」ほど花付きがよい、ということなんでしょうね。

花色は、紅色、白、ピンク、赤紫、複色など。

「町の空気」にもよくなじみ、今や、夏の「都市緑化」には欠かせないお方。


そして・・・

「キョウチクトウ科」と聞いて、ピンときたあなたは、なかなかの「植物通」。

そう、アルカロイド系の「薬毒物」が、含まれています。

マダガスカルはじめ原産諸国では、もともと「薬用植物」として利用しており、

園芸植物として、花の観賞を主な目的としているのは後から伝播した国、ということのようです。

そんなことも踏まえて研究が進み、1958年に「抗白血病作用」がある成分が発見され、その後、抗ガン剤の原料として活用されています。

ただし、副作用が強烈なので、素人判断での使用は「厳禁」でございます。


薬物利用の方は、専門家の研究にお任せするとして、美しい花を夏の間鑑賞して、「楽しい思い出」を作ることにいたしましょう!

2006年07月29日

7月29日の誕生花は「サボテン」

花言葉は「熱情」

サボテン

花言葉は「熱情」

サボテン


暑さや乾燥にめっぽう強い植物の代名詞。

漢字では「仙人掌」「覇王樹」と書きます。

いろいろな形状があって、
なかなか、一括りにしづらいのですが、

美しい花を咲かせるものが、園芸用として身近な存在です。


サボテン科。多年草。

南北アメリカに広く分布し、とくにメキシコに多くがみられ、種類は8000とも1万とも言われています。


起源もとても古く、北アメリカで発見された化石は、恐竜時代のものと推定されているとか。


日本への渡来は、300年ほど前の江戸時代、今で言う「ウチワサボテン」が長崎にやってきたのが事始め、とされているようですが、正確には判明していないようです。

はじめて文献に採り上げたのは、昨日の「オシロイバナ」と同じ「貝原益軒」。

17世紀後半の書物「和爾雅(わじが)」という本で、「覇王樹(はおうじゅ)」の表記を使っています。

・・・なんか、強そうっすね~・・・。


姿形も多種多様。

数センチのかわいらしい物から、高さ10メートル以上になるものまで。

茎が水分を蓄えられる多肉質になっており、葉は退化して、針状になっていたりします。

花期は、おもに春。

美しい光沢をもつ花は、赤・ピンク・白・オレンジなどカラフルです。


園芸上のその他のうんちくは、このサイト(SaboSabo.com)をご覧下さい!
抱腹絶倒の語り口の、おもしろおかしく詳しい解説です。


おもしろついでに、後半は映画「サボテン・ブラザース」のお話にシフト!
(かなり強引ですが^^;)

1986年の作品。

「ピンク・パンサー」「花嫁のパパ」などでおなじみの演技派、スティーブ・マーティンが総指揮&主演、

監督は、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のビデオクリップを手がけた、ジョン・ランディスです。

かの「プラトーン」と同時上映だった所もあるという、伝説の「ハチャメチャ西部劇」。
(冷静に考えると、「いいんかい!」という組み合わせ・・・)

管理人は、みうらじゅんさんが「この映画はいい!」と大絶賛していたのがずっと気にかかっていて、鑑賞の機会をうかがっていた矢先に、TV放映されたのをすかさずチェック。

いやはや、笑わせていただきました・・・。

カン違いに次ぐカン違いが重なって巻き起こるドタバタは、痛快そのもの。

間違いなく、スカッとできますよ。

「人生をエネルギッシュに楽しもう」という、「熱情」を、思い起こさせてくれる作品です!

(お後がよろしいようで~・・・)

2006年07月28日

7月28日の誕生花は「オシロイバナ」

花言葉は「内気」

オシロイバナ

花言葉は「内気」

オシロイバナ


タネの中に詰まっている白い粉が、
まるで「おしろい」のようだというのが、
名前の由来。

花にも、ほんのりとした香りがあります。

日中の日差しを避けるように、夕方から開花します。


世界各国で、いろいろな名前がつけられている花で、
「ふむふむ」と思うものばかり。


オシロイバナ科。一年草または多年草。

本来は多年草ですが、日本の園芸上では「春まき一年草」として扱われます。

しかし、根が太く、繁殖力がとても強いので、野生化しているものもみられるようです。


原産地は、メキシコ・ペルーなど、熱帯~南アメリカ。

日本への渡来は、江戸時代はじめごろ。

元禄時代(17世紀後半)の文献に、貝原益軒が採り上げています。


草丈は、80センチ~1メートルほど。

たくさん枝分れして、こんもりした姿になり、けっこう「木っぽい」感じ。

花期は、7~10月にかけて。
直径3センチくらいの、ラッパ状の花を咲かせます。

花びらに見えるのは、萼。
タネを包むのは、葉が変化した「苞」です。

花色(萼色・・・)は、白、黄、ピンク、赤、オレンジ、紅色、絞りなど。

ダーツの的のように放射状に違う色が入る、おシャレなツートンカラーもあります。


さまざまな「別名」、怒濤のラインナップは・・・

別名その1「夕化粧」

夕方開花することと、タネの「おしろい」とを架けたもの。「金化粧」「銀化粧」とも呼ばれ、俳句の季語にもなっています。


別名その2「午後の美人」

フランスでの呼び名。これは、「その1」と同じですね。


別名その3「吃飯花」

中国での呼び名。ちょうど「夕ご飯の時間」に咲くから、なんでしょうね!


別名その4「Four-o’clock(午後4時)」

イギリスでの呼び名。ちょうどこの頃から咲き始めることから。
翌朝の午前中にはしぼみます。


別名その5「marvel of Peru(ペルーの驚異)」

こちらも英名。
「ペルーから来た植物」として扱われてます。

ひと株に違う色の花を咲かせることから。しかも「柄物」と「無地」も同居しております。

「これは一体どういうこっちゃ?」と感じるのも無理はありません。

花色を司る遺伝子が、とっても身軽というか、遊び心まんさいというか、どんどんと変異するらしいのですね。その変わり身の見事さから、遺伝の研究にも使われているようです。

次々と姿を変えて、昆虫を引きつけるためではないかと考えられています。

変化の激しい現代社会に、ピッタリではあ~りませんか!


いわゆる一般的な「内気」のイメージとは異なる、アバンギャルドな一面も、持っているようです。

あっぱれ。

2006年07月27日

7月27日の誕生花は「マツバボタン」

花言葉は「可憐」

マツバボタン

花言葉は「可憐」

マツバボタン


葉が松葉に、花がボタンに似ているところから、
「松葉牡丹」となりました。

まったく納得、の姿。

夏の日差しにめげるどころか、
ギンギンギラギラ大好きっ子(!?)で、

「日照り草(ヒデリグサ)」の別名もあります。

その秘密は、下段で。


スベリヒユ科。多年草。

ブラジル原産です。

日本への渡来は、江戸時代の末、万延元(1860)年 に、使節がアメリカからタネを持ち帰ったのが最初とされています。


草丈は、10~15センチほど。

ほふく性があり、夏花壇のグラウンドカバーに最適。

花期は、7~10月にかけて。
直径2~5センチほどの1日花を次々に咲かせます。

日の出と共に開花し、お昼過ぎには閉じてしまいますが、品種改良によって、夕方まで咲き続けるものも多くなっています。

花色は多彩で、白、黄、ピンク、赤、オレンジ、紅色など。複色品種もあるようです。
中心の黄色い雄しべとのコントラストがきれい。


一重のほか、ほんとにボタンのミニチュア版の「八重咲き」も。

科が違うのに、花がソックリというのは、なかなかおもしろいですね。


炎天下をものともしない「打たれ強さ」には、じつは秘策がありました。

植物の葉には、体内の水分や空気の出し入れをする器官「気孔」があります。
(「秘孔」ではナイ)


・・・ここから先は、理科の「自由研究」っぽくなりますので、ご覚悟をっ! 
(・・・て、大したことありませんて)


植物は、体内の水分を気孔から発散させているのですが(これを「蒸散」といいます)、

気孔は「光合成」の必須アイテムなので、ふつう、開閉は光のある昼間に多く行われます。

しかしマツバボタンは、昼間は気孔を閉じて、多肉質の葉の内部に水分を溜めこみます。

「脱水症状」を防いでいるワケですな。


そして、気温の低くなる夜に気孔を開けて、二酸化炭素を取り込んでおいて、日中には気孔を開けずに光合成をするという、一般の植物とは、逆の行動を取っています。

これは、結構な「ウルトラC級」の技。

保水力は、サボテン並とも言われ、まさに「小さな巨人」。

「可憐」なマスクの下には、強靱な精神力(!?)が、ありました。

第一線で活躍する、アイドルのようにも、見えますか・・・。

2006年07月26日

7月26日の誕生花は「ヒャクニチソウ」

花言葉は「不在の友を思う」

ヒャクニチソウ

花言葉は「不在の友を思う」

ヒャクニチソウ


花期が長く、
まるで100日も咲き続けるように見えることから、

「百日草」となりました。

ちょうど暑い盛りいっぱい、
元気に咲き続けてくれます。

「お盆にお供えする花」にも、入っているでしょうか?


キク科。1年草。

メキシコが原産地。あちらでは、「幸運を招く花」とされているようです。

日本への渡来は、江戸時代の末、1862(文久2)年とされます。

最初に渡来したのは、シンプルな一重咲き。逆さまにすると、まるで「ソンブレロ」のような形だったとか。

「シャッポバナ」という別名があるんですが(シャッポ = 帽子)、ここからきているようですな。


草丈は、10~1メートルほど。

品種改良がたいへん進んでおり、鉢物向けや切り花用など、多くの用途に使われます。


花期は、7~10月にかけて。

改良に比例して、花の大きさも多様になっており、直径3~15センチほどとバラエティ豊か。


加えて花色も、「青以外はない色がない」ほどで、
赤、ピンク、オレンジ、黄、白などのほか、複色・絞りもあり、

さらに「花形」も、
一重・八重・カクタス咲き・ポンポン咲き・ダリア咲きなどなど・・・。

お好みに合わせて、お選びいただけます!


成長が早い上に、丈夫で花もちが良いので、真夏の花壇をにぎやかに彩ってくれます。

いつまでも色あせない思い出とともに、「不在の友」に思いを馳せつつ、暑中見舞いをしたためてみるのも、いいかもしれません。

2006年07月25日

7月25日の誕生花は「インパチェンス」

花言葉は「豊かさ」

インパチェンス

花言葉は「豊かさ」

インパチェンス


「アフリカホウセンカ」という別名を持つ、
鮮やかな花。


いわゆる普通の「ホウセンカ」とは、
だいぶ印象が違いますが、

熟したタネをはじき飛ばすところは、同じです。


ツリフネソウ科。1年草・多年草。

原産地は、熱帯アフリカやニューギニア島。

日本への渡来はつい最近で(・・・「渡来」とは言えませんな)、

アフリカ産の1年草タイプは、1970年代に普及、

ニューギニア産の多年草タイプは、1960年ごろに高地で発見された原種が品種改良されたものが、1980年代に普及しました。


どちらも、品種改良によって、日本の気候に合うようになり、広まったようです。


草丈は、30~40センチほど。

花期は、5~10月にかけて。
直径5センチほどの花を咲かせます。

花色は、赤、ピンク、朱色、黄、白、紫などのほか、複色もあります。

豪華な八重咲きも作り出され、人気上昇中。その華やかさから「八重咲き」ならぬ「バラ咲き」と呼ばれているようです。

熱帯出身といっても、高地や高原なので、暑さは苦手。

しかも、日陰もあまり苦にしない性質なので、風通しと適度な保湿を心がければ、室内でも快適に過ごせる「お座敷なじみ」のよい花。

もともとの生育環境が、木の下、だったからなのですね。


時々戸外の空気にあててあげれば、春から秋にかけて、次々と花を咲かせてくれます。

さらに、「ニューギニア」タイプは、10度ほどあれば室内で冬越し可能。


日本での歴史はそれほどありませんが、持って生まれた「豊かさ」をふりまくニューフェイスとして、これからますます人気者になることでしょう。

2006年07月23日

7月24日の誕生花は「エンレイソウ」

花言葉は「奥ゆかしい美しさ」

エンレイソウ

花言葉は「奥ゆかしい美しさ」

エンレイソウ


「延齢草」と書きます。

派手さはありませんが、

「クリスマスローズ」や「シラネアオイ」にも似た
シックな印象。

高山植物っぽいたたずまいですが、
そうでもなく、
低山や郊外の野原などで見られるようです。


ユリ科。多年草。

まれに「エンレイソウ科」として区分されることもあるようですが、一般的にはユリの仲間とされています。

北アメリカと、日本・中国など東アジアに、40種ほど分布しています。

北海道から九州の、低山の落葉樹林下でよく見られ、半日陰のやや湿った場所を好みます。


草丈は、20~40センチ。

花期は、4~6月にかけて。

現在は、食用になる丸い実をつけているシーズンです。

3枚の花びらに見えるのは萼で、色は、緑、白、褐色、エンジ色など。


いわゆる「エンレイソウ」はエンジ色、

「ミヤマ(深山)エンレイソウ」や、「オオバナノ(大花)エンレイソウ」は、白い花です。

「オオバナノエンレイソウ」は、北海道大学の校章のモチーフになっていますので、ご興味ある方は「北大」のHPでご確認くださいませね。


たいへん「ごゆっくり」成長する植物で、タネが発芽してから開花するまで、10年近くを要します。

株そのものの寿命も長くて、50年くらいのものも。

現代のスピード化社会もなんのその、我が道を行く生活を送っているようです。


加えて、
葉、雄しべや雌しべ、花弁(萼)など、すべての器官が「3の倍数」で構成されている、とっても幾何学的なお方。

「トリリウム」という学名も、ラテン語の「3」にちなんでいます。

「3フェチ」とでも、言えましょうか^^;

葉・・・3枚
萼・・・3枚
雄しべ・・6本
雌しべ・・先端が3つに分れている  ・・・てな具合。

(ユリ科は、「3」が組成の基本なのだそうです)

生態と照らし合わせると、何か哲学的な思想を持っている植物のようにも見えてきます。

名前の由来は、根が、「延齢草根」という胃腸に効く漢方薬になることから。

とはいえ、

毒性をもつ種類の方がむしろ多くて、本場中国でも、それほどポピュラーではないようです。

「寿命を延ばす」ほどの実効も、定かではないようですので、中国ご訪問の際にも、「よっしゃー、延齢草をなにがなんでも手にいれたる」などと、意気込む必要は、全くございません。

「奥ゆかしい美しさ」を、見て楽しむだけで、十分でありましょう。

7月23日の誕生花は「ブーゲンビレア」

花言葉は「情熱」

ブーゲンビレア

花言葉は「情熱」


ブーゲンビレア

「南国の風」を運んできてくれるような花。

沖縄では、庭木としてポピュラーですが、
本州でも場所によっては越冬できる種類もあるようです。

ワックスペーパーで作られたような質感が独特です。


オシロイバナ科。つる性常緑低木。

原産地は、南アメリカ。

18世紀後半、ブラジルのリオデジャネイロでこの植物を発見したフランス人「ブーゲンヴィールさん」の名前をとって、「ブーゲンビレア」となりました。「ブーゲンビリア」とも呼ばれるようですね。

日本への渡来は、明治時代の終わりごろとされます。


樹高は、自立する幹の部分が4~5メートルほど。

つる状の枝は、地を這うように、10メートル以上も伸びるものもあります。


花期は、一般には5~10月にかけて。

しかし、沖縄などでは逆に、10~4月にかけて見られるそうです。

本州に暮らしていると「夏の花」というイメージですが、南国では「冬の花」。

開花に関しては、あまり暑すぎるのは苦手なのかも知れませんね。

本州でも、温室栽培されているものは、冬に咲かせて南国ムードを味わってもらおう・・・てな企画の一環となっている場合もあるようです。


花びらに見えるのは、葉が変化した「苞(ほう)」。

花色(=苞色)は、紅、黄色、オレンジ、ピンク、紫、白など。
八重咲きの園芸品種もつくられています。


本当の花は、中心部分にみられる、アイボリーのラッパ状の部分。

そうと聞くと、「オシロイバナ科」にご納得いただけるのでは、ないでしょうか。


この中心の花、1~3本なんですが、3本のものはなかなかないらしく、見つけると幸運をつかめるとか何とか・・・。

「四つ葉のクローバー」みたいですな。

「情熱」を傾けて、探してみましょうか。

2006年07月22日

7月22日の誕生花は「ペチュニア」

花言葉は「あなたと一緒なら心が和らぐ」

ペチュニア

花言葉は「あなたと一緒なら心が和らぐ」

ペチュニア


今の季節のコンテナガーデニングで、
ダントツの人気を誇ります。

何を隠そう、
日本は「ペチュニア改良大国」で、

日本の酒造メーカーが作り出した品種は、
インターナショナルブランドになっています。

写真も、その一つ「サフィニア」かもしれません。


ナス科。一年草または多年草。

原産地は、南アメリカ。
アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルなど大陸南部の草原。

およそ30種ほどの原種が確認されています。

「サッカー強豪国」が、ふるさとですな。


18世紀後半に、フランスの植物学者がウルグアイで発見し、ヨーロッパに持ち帰ったのがはじまりとされます。

その後、19世紀半ばには、園芸植物としての改良が本格化しました。

日本への渡来は、江戸時代後半。「黒船来航」の前の年(1852年)とされています。


草丈は、20~30センチほど。

花期は、4~11月にかけて。

直径は5センチほどのものから、10センチを超えるものまでさまざまです。

花色も豊富で、紅、黄色、ピンク、紫、白、複色や、覆輪などなど。

一重咲きのほかに、八重咲きもあります。


ペチュニア界における、日本の先進ぶりは第二次大戦前からはじまっていて、

おなじみ「サカタのタネ」の創始者、坂田武雄氏が1930年代に作り出した品種が、世界中で大ヒット。

そして1986年、サントリーフラワーズによる「サフィニア」の発表、

1995年のキリンビールの「キリンウェーブ」作出、・・・と、つながっていくのです。

その後も各国で、バイオテクノロジー技術が駆使された新しい品種が次々と生みだされています。

また、’97年に売り出されて話題となった青いカーネーション「ムーンダスト」は、ペチュニアの青色色素をカーネーションに組み込んで作られたもの。
「青花つくりの立役者」であったワケです。


まぁ、最先端の開発現場は、真剣勝負でしょうが、

技術者の皆さんは「あなたと一緒なら心が和らぐ」と感じつつ、日夜研究に励んでおられることでしょう!

2006年07月21日

7月21日の誕生花は「ヤマユリ」

花言葉は「純潔」

ユリ

花言葉は「純潔」

ユリ

日本自生種のユリで、
かの「カサブランカ」の産みの親。

確かに、似てますね。

大輪の花と甘く強い香りで、
バツグンの存在感です。


ユリ科。球根植物。

関西から東北の山野に広く自生します。

日本に自生する15種のユリのうち、ヤマユリを含めた6種が「固有種」とされています。

ちなみにその他の「固有種」は、「ササユリ」「オトメユリ(ヒメサユリ)」など。


万葉集に登場する「ユリ」は、ヤマユリだということです。


草丈は、1,5メートルほど。

花期は、6~8月にかけて。
直径20センチを超える大輪の花を咲かせます。

この大きさは、自生する「天然植物」の花としては、最大級クラス。

花色は、白のベースに黄色の筋と紅色の斑点が入ります。


一本の茎に、多いものでは10輪以上の花がつくので、それは豪華なもの。株が古いほど、花数が多くなるようで、かなり、重そう・・・。

「ユリ」という名前の由来は、

一説には、花が風に揺れる姿を言い表わした言葉「揺れ」が転じたものと言われていますが、まさに、と思わせる風情ですね。


鱗茎(地下の球根状の部分)は、ほかのユリと同様、古くから食用とされていました。

ヤマユリの鱗茎は、大きくておいしいことから重用され、戦国時代や戦後の食糧難時代にも、多いに利用されたということです。


その存在感は「花粉」にも及ぶことは、ご承知の通り。

手、ましてや洋服についてしまった日にゃ~、ちょいと悲劇でございます。

とにかく、落ちない!
(受験生にはうってつけ!?)

これは、受粉に大切な役割を果たしてくれる昆虫の体に、しっかりとくっつくために成せる技。

「なるほど~」と納得ですが、私たちは昆虫ではありませんので(当たり前や)、難儀する前に手を打ちましょう。

カサブランカはじめ、市販されているユリは、開花しているものに関しては、雄しべが切り取られていることが多いですが、その後開いてきたら、すぐに取り除いた方が賢明です。

その際も素手は避けて、ティッシュペーパーで挟むなどいたしましょう。


「純潔」を守るには、繊細なお世話が、必要なんです。
(・・・ってちょっと違う気も?)

2006年07月20日

7月20日の誕生花は「ナス」

花言葉は「よい語らい」

ナス

花言葉は「よい語らい」

ナス


夏野菜の代表格、「茄子」の花です。

体の熱を取ってくれる作用があるので、
暑い夏には、うってつけ。

やはり「旬のもの」を食べることは、
理にかなっているんですね。


ナス科。一年草。

原産地は、インド。

日本には奈良時代に渡来し、地方に独特の品種も多く見られます。


草丈は、50センチ~1メートルほど。

花期は、6~10月にかけて。

花が咲いてから程なくして、黒紫色や緑、白のつやつやとした実をつけます。

「ナス紺」とも言われる色は、アントシアニン系の「ナスニン(まんまでんな)」というもの。ポリフェノールの一種です。

ほかにもカリウムを含み、活性酸素の排出に役立つので、がんの予防や老化の緩和に効果ありと言われています。

一昔前は、「ナスには大した栄養はない」というのが定説だったようですが、とんでもなかったんですな。


古くから生活に密着した存在で、ご存知の言い伝えも数多くありますよね。

「秋ナスは嫁に食わすな」・・・

これは2通りの解釈があって、

その1。
「秋ナスは美味しいので嫁には食わせん!」という、嫁姑問題バリバリ、「ちょっと聞いてヨ! 生電話」で、思わず「みのさん」に電話したくなっちゃう系。


その2。
「ナスは体を冷やすので、流産の原因になる」「秋ナスはタネが少ないので、子に恵まれなくなる」・・・という、「産めよ増やせよ」系。

まあこっちも、現代女性からすると、「産むも産まないも私の自由よ」と一蹴されそうですが。


ともあれ、和・洋・中・イタリアンと、どんな料理にもマッチするナス、

「よい語らい」をしつつ、美味しく楽しく食べれば、多少のいざこざなんて、乗り越えられるに違いありません。

2006年07月19日

7月19日の誕生花は「トリカブト」

花言葉は「美しい輝き」

トリカブト

花言葉は「美しい輝き」

トリカブト


猛毒をもつ植物として名高い(!?)存在。

古くから暗殺に使われてきたそうな・・・。

独特の花形と品のある色は、
日本情緒たっぷりで、

眺めて楽しむ分には、安全です。


キンポウゲ科。多年草。

原産地は、日本、中国、朝鮮半島など。

日本には、エゾトリカブトなどおよそ30種が自生しています。

あまり日の当たらない湿地に生えていることが多いようです。


草丈は、30センチ~1,5ートルほど。

花期は、7~10月にかけて。小さな帽子のような形の、青紫色の花を咲かせます。


この花形が名前の由来になっていて、舞楽の演者がかぶる「鳥兜」という冠に見立てたもの。


含まれている有毒成分は、「アコニチン」というもので、天然毒としてはフグ毒に次ぐ強力さ。

まさに「天下無敵」、解毒剤もありません。


昭和に入って起きた「保険金殺人」を持ち出すまでもなく、よく似た山菜(ニリンソウ、ヨモギなど)と間違えて食べてしまい、中毒死といった痛ましいケースも多々ありますので、くれぐれもご注意を。

根や葉をはじめ、微量ではありますが花や蜜にも含まれているようです。

「全草」も全草、髪の毛1本、爪の垢までも毒でっせ、といった感じでしょうか。


逆に、減毒加工した塊根(球根)は、新陳代謝機能の回復や強心、鎮痛、利尿、冷え症改善の漢方薬として、さらには育毛剤の原料にもなっているそうです。

ほんとに「毒と薬は紙一重」なんですな。


園芸植物としても親しまれていますが、株分けなどの手入れの際には、念のため手袋をしたほうがよさそうです。

茎や葉の汁が手について・・・

その手をうっかり口に・・・

な~んて、しゃれになりません!


その激しい気性から、花言葉もなかなかガツンと骨のあるものが多いのですが、

花の趣に特化したものであろう、「美しい輝き」をご紹介させて頂きました。

2006年07月18日

7月18日の誕生花は「トルコキキョウ」

花言葉は「優美」

トルコキキョウ

花言葉は「優美」

トルコキキョウ


見栄えがよく、水揚げ・花もちに優れているので、
切り花として大人気。

一年を通して出回っています。

ソフトかつ豪華な雰囲気は、
どんなシーンにもマッチしてくれるので、

管理人も、けっこうよく使います。


リンドウ科。1年草または2年草。

原産地は、トルコ!・・・と言いたいところですが^^;

北アメリカでございます。

ネブラスカ州、コロラド州、テキサス州など、ロッキー山脈の高原地帯に自生しています。


日本への渡来は、昭和10年ごろとされます。

その後、品種改良がすすみ、現在200以上あるとされる園芸品種のほとんどが、日本で作り出されたもの。輸出量も多く、日本が世界に誇る花卉(かき)のひとつです。

生産量全国トップは、長野県。全体量の4割ちかくを占めています。


高さは、60センチ~1メートルほど。
鉢花用に小型化した「矮小種」も人気上昇中。

花期は、6~9月にかけて。
直径6~9センチくらいの、カップ状の花を咲かせます。

花色は豊富で、紫の濃淡、白、赤、黄、ピンク、白地に紫やピンクの縁取り(覆輪)など。

緑色っぽいものもあるようです。


咲き方も多様で、一重、八重、バラ咲きなどなど。ぱっと見、「バラかいな」と見間違えるような豪華な品種も。


名前の由来は、推論がいくつかあるようですが、どれも決め手に欠けておりまして(つぼみが、トルコ人のターバンに似てるから、など)、

まあ要するに、「外国からきた、キキョウをハイカラにした感じの花」てな具合に、かる~い気持ちでつけられたのかもね、とも思われるのであります。


日本で改良が盛んなだけあって、品種名が、なかなか楽しくて・・・どんな感じか、想像してみてください。

「シュークリーム」
「あすかの新雪」
「あずまのほほえみ」

「まほろば ピンクフラッシュ」
 (「ハニーフラッシュ!」みたいでんな)


切り花を長く楽しむコツは、「手折り」。

「水切り(2~3日に一度、水の中で茎を数センチ切ること)」の際、はさみをつかわずに、手でポキッと折ります。

水揚げがよくなって、長く楽しめるそうですよ。

また、水にちょびっとお砂糖をいれてあげると、あとから開く花の色が冴えます。


花も人間も、「優美」な存在は、「甘いものが好き~(管理人含む)」・・・・

お後がよろしいようで。

2006年07月17日

7月17日の誕生花は「ハマユウ」

花言葉は「どこか遠くへ」

ハマユウ

花言葉は「どこか遠くへ」

ハマユウ


「浜木綿」と書きます。

南国の海岸線を彩る花というイメージ。

「ハマオモト」とも呼ばれますが、
こちらは、立派な葉を「オモト(万年青)」にみたてた名前です。


「浜木綿子」さんて女優さんもいますよね~。
(個性的な演技派俳優・香川照之さんのお母様です)

おそらくこの花の名前にあやかったものでしょう。

かまぼこのCMに、出てたかな?


ヒガンバナ科。常緑多年草。

原産地は、インドやアフリカ、南勢アジアの熱帯地方。

有史以前に、種が海を渡って日本の海岸線に漂着し、房総、三浦半島より西の本州、四国、九州、琉球諸島、韓国の済州島などに自生しています。

「年間の平均気温が15度以上」が、自生の境界線になっているようで、

「桜前線」ならぬ「ハマユウ前線」?


高さは、60センチ~1メートルほど。

花期は、7~9月にかけて。

芳香のある白い花を咲かせます。

昨日の「ジンジャー」に引き続き、夕方に開花し、真夜中に満開。

月あかりに照らされたかぐわしい花は、さぞかし幻想的な眺めでありましょう。


名前の由来は、

花が、木綿の糸に似ているところからとも、

花茎の根元を、白っぽい葉が幾重にも包み込む様子を、木綿布が巻き付いている姿に見立てた、ともされます。

いずれにせよ、布に関連していますね。


花言葉は、種が海流に乗ってただよい、遠方に植生を広げる性質から。

半年間も海水につかっていても、ちゃんと発芽するんですって。

この花を見ていると、現実を離れて「どこか遠くへ」、旅をしてみたくなってきます。

2006年07月16日

7月16日の誕生花は「ジンジャー」

花言葉は「豊かな心」

ジンジャー

花言葉は「豊かな心」

ジンジャー


ショウガの花・・・?

「はい」と言い切りたいところですが、
正確には食用のショウガとは別種。

「ハナシュクシャ(花縮砂)」という日本名があります。


ショウガ科。球根植物。

原産地は、ヒマラヤ地帯のインドや、マレーシアなど東南アジア。およそ50種が分布しています。

日本への渡来は。江戸時代。19世紀の中ごろ、安政年間とされます。


高さは、1~1,5メートルほど。

花期は、6~9月にかけて。

長く伸びた雄しべがポイントの蝶型の花は、直径5~6センチくらいです。


花色は、白、黄色、薄いピンクなど。
日本でも、品種改良が加えられています。

ショウガの香りを甘くしたような芳香も魅力のひとつ。

「香り高い白花は、夕方から夜に開く」の原則通り(・・・!? ジャスミンの項でも採り上げました~)、夕方に開いて良い香りを振りまきます。


もともと暑い地方が原産なので、日本の夏にも強く、元気に繁茂。

ただし冬越しは、関西以北では、球根の堀りあげが必要となる場合もあります。


あまりの元気さ(=繁殖力の強さ)に、ハワイ・ニュージーランド・南アフリカなどでは、植生を乱す有害植物扱いされているとのこと。

日本では、そこまではならないとは思いますけれど。


日本名の「ハナシュクシャ(花縮砂)」とは、漢方薬の原料になる近種の「縮砂」に似て、花が美しいところから。

また、英名の「ジンジャー・リリー」は、ショウガの仲間で、花がユリに似ているため・・・とされていて、


・・・なんだかどっちも、他者との比較にもとづいた名前で、「主体性が薄い」ようにも思えますが、

そんなことは意に介さず、美しい花と香りで存在感を示す姿に、この花のとても「豊かな心」が見えてくるのであります。

2006年07月15日

7月15日の誕生花は「ネムノキ」

花言葉は「歓喜」

ネムノキ

花言葉は「歓喜」

ネムノキ


漢字では「合歓木」と書きます。

ぼーっと光を発しているような、
独特の花は、とても繊細な感じ。

英名はズバリ、
「Silk Flower(絹の花)」
「Silk Tree(絹の木)」。

「オジギソウ」に、花も葉も似ています。


マメ科。落葉小高木。

東北地方以南から、四国・九州に分布し、イランなど、南アジアでも見られます。

万葉集にも採り上げられている花。


樹高は、6~10メートルほど。

花期は、6~8月にかけて。

10~20個の花が集まっていて、刷毛の様に見えるのは、おしべです。

根元は白っぽいですが、先端は淡い赤紫色。微妙なグラデーションがなんともいえない美しさ。

夕方開花し、翌朝にはしぼみます。


樹皮や葉を乾燥させたものは、漢方の生薬として、利尿、強壮、鎮痛、打ち身や腰痛、関節痛、腫れ物、水虫、精神安定などに処方されます。


オジギソウに似て非なる点は、「触っても葉は閉じない」が、「夜になると閉じる」という所。

その姿がまるで眠っているように見えるので、「眠りの木」 → 「ねむの木」となったとされます。


開閉の仕組みは、と言いますと、

葉のつけ根の細胞の液圧を、昼と夜とで変化させることによって、起こるんだそうです。

オジギソウは、昆虫などの刺激から身を守るために葉を閉じると言われていますが、ネムノキも、夜にやってくる昆虫などから身を守っているのかも知れません。


朝になると再び「歓喜」に満ちたように、葉を広げるのであります。

2006年07月14日

7月14日の誕生花は「ノウゼンカズラ」

花言葉は「栄光」

ノウゼンカズラ

花言葉は「栄光」

ノウゼンカズラ


「凌霄花」と書きます。

長いつるで、周囲の木などに器用にからみつく、

あでやかなオレンジの花。

この花が目に入るようになると、
本州の梅雨明けも間近です。


ノウゼンカズラ科。落葉つる植物。

中国と北アメリカが原産地。

日本への渡来は古く、10世紀はじめ、平安のころとされます。


大きな株では、つるの長さが10メートルにも。

花期は、7~8月にかけて。

ラッパ状の花は、直径7~8センチくらい。

花色は、オレンジ色。

近種の「アメリカノウゼンカズラ」のほうが、少し小輪で、オレンジが濃い目。

(こちらはケンタッキー州の「州花」で、 大正時代に渡来しました)


両者を交配した園芸種もあります。

近くで見ると、アリがたくさん集まっているんですよね~。甘い蜜がありそうです。


ちょっと難しい漢字表記ですが、

「凌」は「しのぐ」、
「霄」は「空」を表わす語。

つまり、つるがほかの木などにからみつき、空をもしのぐ高さで咲き誇る・・・ことから当てられた字です。

そのまま読んだ「りょうしょう」が転じて、「のうぜん」になったということですが、ほんまかいな・・?


「気根」をどんどん出して、あちこちにからみつくことから、ギリシャ神話では、「浮気症の女性」っぽく描かれています。

大きな松の木が隣のノウゼンカズラに求婚したところ、彼女は即座にOK。寄り添ってきました。

ところが彼女は、次々とほかの木に浮気(ツルを伸ばす)して、松を悩ませた・・・というお話。

からみついた本体の背を越えて、たくさんの花を咲かせる姿は、ちょっと小悪魔的な感じもしますね。


「栄光」という花言葉は、花型を、高らかにファンファーレを奏でるトランペットに見立てたもの。

夏の日差しによく似合う、明るいメロディーが聞こえてきそうです。

2006年07月13日

7月13日の誕生花は「ホテイアオイ」

花言葉は「恋の愉しみ」

ホテイアオイ

花言葉は「恋の愉しみ」


ホテイアオイ


ふくらんだ葉柄(葉の軸部分)を、

「七福神」布袋様のおなかに見立ててつけられた名前。

英名は「ウォーター・ヒヤシンス」。
いいとこついてます。

ミズアオイ科。水生植物。

本来、多年草の性質を持っていますが、戸外の池などでの越冬は、四国以南でないと難しい場合も多いようです。

原産地は、熱帯アメリカ・ブラジル。
1824年に発見され、ヨーロッパに1879年に移植。

その後、日本への渡来は、明治時代の中ごろとされます。


草丈は、20~30センチほど。

花期は、7~8月にかけて。

株の中心から花茎を出して、直径3センチほどの、淡い紫色の6弁花を咲かせます。

見るからに涼やかですが、一日で咲き終える、はかない命です。
(アオイ科の花は、一日花が多いですよね)

一番上の花びらにある、黄色と紫の斑点がアクセント。

蜜を吸いに来る昆虫への目印とされていまして、同様の模様は、「カタクリ」「アルストロメリア」などでも見られます。


ぷっくりとふくれた葉柄は、「浮き袋」の役目を果たしていて、水面にぷかぷか漂う姿がユーモラス。

これは、日光を十分に受け、なおかつ昆虫にもアピールできる、「優れた技」なんですね。ほかの水草に比べて浮力があるので、「不沈空母」ってな感じ。

繁殖力も旺盛で、水中の有機養分をどんどん吸収するので、「水質浄化に有効」と言われている反面、在来種を駆逐してしまう「有害帰化植物」とみなされることも。

「生態系を乱す外来種ワースト100」のひとつです。

う~ん、うまいこといきませんなぁ。

アンビバレントな存在そのものを意味するような
正反対の花言葉がつけられているのも(もう一つは「恋の苦しみ」)、その暗示でしょうか。


この場では、やっぱり前向きに! ・・・ということで、「恋の愉しみ」をご紹介しました。

2006年07月12日

7月12日の誕生花は「ゼニアオイ」

花言葉は「信念」

ゼニアオイ

花言葉は「信念」


ゼニアオイ


タチアオイに比べて小ぶりで、親しみやすい雰囲気。

「銭葵」と書きます。

園芸品種もとくになく、

「下町のちゃきちゃき娘」がすくすく育って・・・、
といった所でしょうか。


アオイ科。多年草。

原産地は、南ヨーロッパ。

日本への渡来は、江戸時代、元禄以前とされています。


草丈は、1メートルほど。

花期は、5~8月にかけて。タチアオイ同様、梅雨の前から咲き始めます。

3センチほどの大きさの5弁花は、淡い紫色の地に、濃い紫のストライプが走っていて、なかなかおシャレです。

異なった花色のバリエーションは、ありません。「一点豪華主義」で真っ向勝負しております。

・・・って、そんな肩に力入ったような風貌ではないですけども。


とにかく丈夫で手がかからない上に、ボリューム感もそこそこあるので、垣根や庭植えに重宝し、こぼれ種から野生化しているものも見られます。


「銭葵」の「ゼニ」は、花や葉の形に由来するとされていますが、実に由来する、という説もあるんですね。

オクラのような実ができるんですが、

輪切りにすると見ることのできる、中に詰まっているタネの様子が「ゼニに似ている」というもの。

真ん中に穴の空いた、今で言うところの「1円・5円」っぽい小銭です。

「銭形平次」もよく投げたであろうと思われます。


いずれにしろ、こぢんまりとした雰囲気は、とても庶民的。

「大判小判ザックザク」よりは、「小銭をチャッチャ」と切り回す、カシコイ主婦に似合いそう!

毎日の生活を、「信念」をもって送っている姿は、美しいもの。

「平凡こそが素晴らしい」と、この花がエールを送ってくれているようにも、見えるのです。

2006年07月11日

7月11日の誕生花は「ハイビスカス」

花言葉は「常に新しい美」

ハイビスカス

花言葉は「常に新しい美」

ハイビスカス

ハワイと言えば、この花!

一輪あるだけで、
「あこがれのハワイ航路」(!?)。

要するに、南国ムード満点ってことですな。


アオイ科。常緑低木。

原産地は、南太平洋・インド洋の島々や、熱帯アジア。中国南部でも原種がみられます。すなわち、「ハワイ原産」というわけではなく、数種が交配されてつくりだされた園芸品種の総称なんですね。

日本への渡来は、江戸時代の初めごろ。ときの「琉球」=沖縄にもたらされたとされます。

本州へのお目見えは、1641年。
薩摩藩が徳川家康に献上した記録が残っています。

樹高は、30センチ~3メートルほど。矮小化(小型化)された鉢物もひろく出回っています。

花期は、本州では、5~10月にかけて。

気温が15度以上あれば咲き続けるので、沖縄や小笠原などでは一年中みられます。

一輪の大きさは、直径10センチ~20センチを超えるものまで。最近の品種ほど、大輪化が進んでいます。


花色は、赤、黄色、オレンジ、白、ピンク、微妙なグラデーションの入る複色など。

「どの色みても 南国ムード」ですが、やっぱり基本は「赤の一重」かなぁ・・・。

管理人宅にも一鉢あるのですが、わが家の「ビス子」(勝手に命名)も、アブラムシにめげず、華麗に咲いておりますよ!


州花として愛でられているハワイでは、女性が耳に飾る場合、

「恋人募集中」の場合は「右」に、

「既婚もしくは彼氏あり」の場合は「左」に飾るんだそうです。

「旅先でのアバンチュールを狙おう!」という方、右に、お飾り下さいませ。(ただし自己責任でお願いします)


一重の5弁花・八重咲きともに、一日でしぼんでしまいますが、思い切りのよい開きっぷりは、なんとも魅力的。

まさに「常に新しい美」、見習わねば・・・。

2006年07月10日

7月10日の誕生花は「グロキシニア」

花言葉は「華やかな日々」

グロキシニア

花言葉は「華やかな日々」

グロキシニア


ベルベットのような質感をもつ、
ちょっとアダルトな雰囲気の花。

ギラギラの太陽よりも、
ネオンサインや青いライトが似合いそう・・・

って、銀座のママですか~!?


イワタバコ科。多年草(球根植物)。

原産地は、南米ブラジル。
1785年に発見され、ドイツに持ち込まれた後、世界にひろまっていきました。

日本には、明治時代のはじめに渡来したとされます。当時は、けっこうトリッキーな印象だったでしょうね。


草丈は、40~70センチほど。

花期は、6~9月にかけて。

くわしくは、6~7月と9月。
真夏はいったん休暇(休花?)を取って、初秋に再び花をつけるようです。

あまり高温過ぎるのは苦手。

一輪の大きさは、直径5センチ前後。10センチにせまるような大輪種もつくられています。


花色は豊富で、赤、紫、白、ピンク、白いふちどりの入る覆輪など。

咲き方も、一重と八重がみられます。


「夏の室内園芸植物の女王」として、冬のシクラメンと対比されるほど、もてはやされた時代があったそうなんですが(セントポーリアと同じ科で、育て方も似ているので、同じころ・・・1970年代でしょうか?)、今は、それほどでもないみたいですね。

しかし、園芸種ならではの華やかな美しさは魅力的で、根強い人気を誇ります。

性質は「深窓の愛人」・・いえいえ「令嬢」っぽくて、直射日光に弱く、多湿を好むくせに雨に直接当たるのは嫌います。

日よけ・雨よけが必要。

「アクティブなアウトドア派」の対極にある、「インドア派」なわけですね。


夏のレジャーはアウトドアでも、ひとたびお部屋に戻れば、愛人グロキシニアを愛でるなんてのも(どうもそっちに持って行きたがるのねぇ)、なかなか「華やかな日々」になるのでは、ありますまいか。

2006年07月09日

7月9日の誕生花は「ギボウシ」

花言葉は「静かな人」

ギボウシ

花言葉は「静かな人」


ギボウシ

「擬宝珠」と書きます。

この植物と、バンド「爆風スランプ」との意外な関係は、
下段にて。

欧米で結構な人気だそうです。


ユリ科。多年草。

日本を中心とした東アジアに、およそ40種類ほどの品種が自生します。


草丈は、30センチ~1メートルほど。

小型の「小葉(コバ)ギボウシ」と、大型の「大葉(オオバ)ギボウシ)」などがあります。

花期は、7~8月。
長さ5センチほどの、ラッパ状の花を咲かせます。

一輪の花は、一日でしぼみますが、花茎の上まで次々咲き変わります。

花色は、白と、紫の濃淡。


存在感としては、花に優るとも劣らないのが、葉。

葉脈の美しい物や、斑入りなど、「オモトの葉芸」にも似たバリエーションの豊かさです。

(オモトは、1月24日の項で採り上げてますので、あわせてご覧くださいね)


江戸時代から栽培されてきた「古典園芸植物」のひとつですが、カラフルな外来草花にややおされぎみとなって、近代に入ってからは「日陰派」っぽい扱いでした。

まぁ、日陰を好む性質ってのはあるんですけどね。


しかし、東洋的な雰囲気と葉の美しさから、欧米のガーデニング界で人気が高まり(アジサイ同様、シーボルトがヨーロッパに持ち帰ったそうな)、改めて「逆輸入で注目」された感じ。

アメリカで多くの品種が作り出されました。

あちらでは「ホスタ」と呼ばれ、「日本の植物」としては、桜より有名だという説もありまして、これもひとつの「アジアンビューティー」といった所でしょうか。


「ギボウシ(擬宝珠)」とは、橋のランカン(欄干)の上にある、タマネギ形の飾りのこと。

「宝珠(ほうじゅ)」という、桃の実をかたどった仏教の宝の玉を模したもので、魔よけの意味合いがあるようです。

義経と弁慶が出会う、京の五条の橋の上にも、きちんとついている(・・・ドラマが多いですな^^;)。


つぼみが、擬宝珠に似ていることからこの名前になったとされます。

日本武道館の「タマネギ」も、擬宝珠。

・・・で、おまたせしました、爆風スランプの名曲「大きなタマネギの下で」に、つながるワケですね。


あの曲は、爆風のほかのヒット曲(「ランナー」等)に比べると、「静かな人」を感じさせたり、する気もします。

(ここまで来ると「こじつけ」って!? まぁ大目にみて下さいませネ)

2006年07月08日

7月8日の誕生花は「ホオズキ」

花言葉は「心の平安」

ホオズキ

花言葉は「心の平安」

ホオズキ


漢字では「鬼灯」または「酸漿」。


浅草・浅草寺の「ホオズキ市」は、
毎年7月9、10日に行われます。

この両日に参拝すると、
なんと「4万6千日分」のお参りと同じご利益があるとか!?

・・・って、どのくらいすごい御利益なんでしょ?


ナス科。多年草。

原産地は、日本や中国・台湾・韓国など東アジア。


草丈は、40~90センチほど。

6月に、白い小花を咲かせますが、主役はなんといっても、ちょうちん状の「赤い実」。7~8月に色づきます。

萼が5センチほどの袋状になって、実を包みんだもの。


名前の由来はいくつかありまして、

その1.「ほほつき(頬突き」。

 子どもが実を口に含んで音を鳴らして遊ぶことから、「頬突き → ホオズキ」となった。


その2.「カメムシ」付き。
 
 カメムシはかつて「オホ(またはホオ)」と呼ばれていて、 この植物によく集まって葉を食べることから、「ホオズキ」と呼ばれるようになった。


音を鳴らすのはなかなか難しそうですが、「カメムシ」に好かれるのはあっという間、

「ほおずき市」でゲットしてきたら、こまめにチェックした方がよさそうですね。彼らの発するニオイは、結構強烈ですし・・・。


ちなみに、静岡県浜松市近辺(引左町含む)が一大産地となっていて、浅草の「ほおずき市」で売られる枝物は、ほとんどが静岡産だそうです。

静岡の方、胸張ってお参りしましょうね!


4万6千日分の御利益、とまではいかなくても、じゅうぶんに「心の平安」を与えてくれる姿、であります。

2006年07月07日

7月7日の誕生花は「スイレン」

花言葉は「清純な心」

スイレン

花言葉は「清純な心」


スイレン


ハスと並び、夏の水生植物の雄。

エジプトでは、
「太陽のシンボル」とされています。

水面に浮かぶ姿は、神秘や静寂を感じさせ、

モネの絵画「睡蓮」は、
この花のたたずまいや空気感を見事に表現しています。


スイレン科。多年草(水生植物)。

原種の多くは、熱帯~亜熱帯に広く分布し、
観賞用としては、古代エジプトで栽培がはじまったとされます。

日本にも原種のひとつ、「ヒツジグサ(未草)」が自生していますが、現在、栽培の主流となっている園芸種は、明治28年にフランスから持ち込まれました。


草丈は、10センチほどから、数メートルになるものまで。

花期は、6~9月にかけて。
直径5~10センチほどの花を咲かせます。

花色は豊富で、赤、黄、白、ピンク、紫、オレンジなど。

中心部分が濃く、次第に淡くなるようなグラデーションのかかった品種もみられ、なかなかカラフルです。

しかも、けっこう発色がよく、「蛍光色」っぽい感じの種類もあったりします。


2種類に大きく分けられまして・・・


スイレン →    温帯性    普通種・姫スイレン(小型種)
             (耐寒性)
      
      →    熱帯性    昼咲き・夜咲き 
                 
                

・・・こんな感じ。

要するに「温帯性(耐寒性)」と「熱帯性」がある、ということですね。

日本の気候にマッチし、公園の池などでよく見られるのは、「温帯性」のほう。

水面にはり付くような感じで、葉が広がって花を咲かせます。モネの絵は、こちらのタイプ。


「熱帯性」の方は、水面から少し立ち上がって花を咲かせ、芳香を放ちます。

「蛍光色」っぽい鮮やかな花が多いのは、こちら。


じつは、管理人はこの区分、今回学習しまして、「熱帯性スイレン」の華やかさに、ちょいとビックリ。

花弁も多く、タイ名物「フルーツカービング」みたい!

冬の間の管理が結構大変ですが(一定の水温を保つ必要あり)、これから注目をあつめそうな気がします。

スイレンの浮かんだ水面を眺めれば、「清純な心」に、なれるかも?

2006年07月06日

7月6日の誕生花は「ツユクサ」

花言葉は「尊敬」

ツユクサ

花言葉は「尊敬」

ツユクサ


夏の早朝、草むらでひときわ目をひくのは、
この花の瑠璃色。

夏休みの「ラジオ体操」の帰り道に、
たくさん見かけたことは、なつかしい思い出。

なんとも涼やかで、品の良いブルーは、
広く愛されています。


ツユクサ科。一年草。

全国の野原や道端の、やや湿った場所に自生します。


草丈は、15~50センチほど。

花期は、6~9月にかけて。
二枚貝のような苞葉(ほうよう)の間から、青いチョウチョのような花を咲かせます。

朝早く開花し、午後にはしぼんでしまい、英名もズバリ「Day Flower」。およそ半日の命ですけども。


花びらは2枚、と思いきや、実は3枚なんですね。

うち、2枚が大きくて円形、鮮やかな藍色でおなじみ。

残りの1枚は、小さな白色で、おしべやめしべを支えるようなかっこうなので、ほとんど目立ちません。

まさに「縁の下の力持ち」。ぜひ、じっくりと観察してみてください。


古くから生活に根ざしていた花で、別名も多く、

色に着目した、「藍花(あいばな)」「青花(あおばな)」「縹草(はなだぐさ)」

「縹(はなだ)」とは、藍で染めた色の総称です。


青い汁で友禅の下絵を描くことから、「移草(うつしぐさ)」、「月草(つきくさ)」

蛍を飼うときカゴに入れることから、「蛍草(ほたるぐさ)」

花形から、「帽子花(ぼうしばな)」・・・などなど。

いずれも風流ですね。


「鴨跖草(おうせきそう)」という名で、漢方の生薬としても利用され、解熱、利尿、解毒作用があるとのこと。

虫刺されや腫れ物には、生の茎・葉を良くもんで、汁を塗るといいんですって!

今年はちょっと、試してみましょうか。

「おおーっ!」てな感じで、周囲から「尊敬」されること、うけあいです。

2006年07月05日

7月5日の誕生花は「ロベリア」

花言葉は「いつも愛らしい」

《画像準備中》

花言葉は「いつも愛らしい」

《画像準備中》


キキョウの仲間。

「ルリチョウソウ(瑠璃蝶草)」の別名どおりの、
かわいらしい花で花壇を彩ります。

かなり多くの種類をもつ、大家族「ロベリア属」の一員。


キキョウ科、一年草。

本来は多年草の性質をもちますが、一般的な「ロベリア・エリヌス」は、秋まき一年草として扱われます。

原産地は、南アフリカ。
「ロベリア属」は、世界に200~300種ほど分布しています。


高さは、10~25センチほど。
よく枝分かれし、「ほふく性」のタイプもあるので、グラウンドカバーや、釣り鉢仕立てにも適しています。

花期は、4~6月にかけて。
1センチほどの大きさの蝶のような花を、枝いっぱいに咲かせます。

花色は、青、ピンク、白、紫など。


かつては、せき止めの薬として利用されていたようで、現在も、呼吸困難の緊急薬として使われる「塩酸ロベリン」の材料。

しかし、「ロベリン」とは、アルカロイド系の成分で、結構強烈な毒性があるそうです・・・。

間違っても素人判断で使用してはいけないもので、ございます。

喉の乾燥、嘔吐、腹痛、めまい、血圧降下、呼吸困難、痙攣などの中毒症状を発し、最悪は死に至ることも。

キキョウ科の植物は、ほかにも、サワギキョウ、ミゾカクシなどが、結構な毒性を持っています。

可愛い姿とはうらはらな激しい気性(?)にちなんだものか、正反対なコンセプトの花言葉をもつ花。このほかの花言葉には「人目につく」「悪意」なんてのがありまして・・・どっちの方向がお好みですか?

「いつも愛らしい」姿を、見て楽しむ分には、安全・安心です。

2006年07月04日

7月4日の誕生花は「ネジバナ」

花言葉は「思慕」

ネジバナ

花言葉は「思慕」

ネジバナ

ネジバナ

漢字では「捩花」と書きます。

くるくる螺旋状を描いて咲きのぼる花穂は、
ミニサイズながらも、インパクト大。

草で作られた「ネジ」のようです。


ラン科、多年草。

全国に広く分布し、中国やシベリア、オーストラリアやインドでも見ることができます。


位置づけとしては「山野草」および「雑草」。
・・・なんですが、ユニークで可憐な姿は印象的ですね。


高さは、10~40センチほど。

花期は、4~10月にかけて。

ピンクか白の小花を、ぐるぐると巻きつけるように咲かせます。

一輪はほんの数ミリ程度の大きさですが、アップで見ると、なるほどラン科のたたずまい。


こういった「ねじれ」「巻きつき」「つる性」などの植物は、巻き方に規則性があるものが多いようですが、この花に限っては、「右巻き」「左巻き」の「両刀遣い」。個体によって違いがみられるようです。

さらに、ねじれのみられない「真っ向勝負」の株もあって、かなり個性重視のスタンスがうかがえます。

人間社会も、かくあるべし・・・?

違いを個性と認め合って、共存の道を模索するための、お手本となるでしょうか。


また、もうひとつの興味深い性質は、「寂しがりや」。

・・・どういう意味かって?

「単独ではうまく育ちにくい」ということです。

芝生や草原などではイキイキ、普通に見られるのに、鉢植えなどで単独栽培しようとすると、うまくいかないんだそうです。

「やはり野におけ、ネジバナは」てなところでしょうか。

確かに、管理人は先日、借りている市民農園の「ニラ」の間に、この花がくるりくるりと咲いているのを見かけました。

いろんな植物に対する「思慕」の深さを思わせてくれる性質であります。

2006年07月03日

7月3日の誕生花は「ハス」

花言葉は「雄弁」

ハス

花言葉は「雄弁」

ハス


仏教美術とは、切っても切れない花で、
仏様が乗っかっているのは、この花を模した台座です。

中華の食器「チリレンゲ」も、
この花の花弁を模したもの。

オリエンタルな「たおやかさ」が、魅力的ですね。


スイレン科。水生球根植物。

原産地は、インド周辺の熱帯アジア。

日本への渡来は古く、万葉集にも登場しているほどで、中国から持ち込まれたとされています。

かの有名な「大賀ハス」のタネは、2000年以上前の弥生時代の地層から発見されていますので、稲作文化の伝来とともにやってきたと考えて良さそうです。


高さは、50センチ~2メートルほど。
・・・と言っても、大部分は水の中ですけども。


花期は、7~8月にかけて。

直径10~20センチの、ピンクや白の花を咲かせます。

園芸品種も数多く作り出され、八重咲き種もあります。


開花は早朝で、開くときに「ポン!」と音がするとも言われますが、これはたとえ話。

花の寿命はおおむね4日間で、午後には閉じてしまうので、美しい花を堪能するには「早起き」が必要。まぁ、夏は早起きが苦にならないと言えば、なりませんけどね。


地下茎は「レンコン」として食用・薬用に、タネも食用・薬用にされます。

葉も、ご飯を包んで蒸したり、お酒を入れる容器にしたりと、利用価値が大。

アニメ「チャングムの夢」(韓国ドラマ「チャングムの誓い」の少女期編です)にも、蓮の葉を使った料理がいろいろ登場しました。


「極楽浄土」「神聖」のシンボルとされつつも、人間の生活にしっかりと根ざしている、まさに「菜食兼備」・・・じゃなかった「才色兼備」な存在。

自分の魅力を「雄弁」に語っていると、言えましょうか。

2006年07月02日

7月2日の誕生花は「キンギョソウ」

花言葉は「清純な心」

キンギョソウ

花言葉は「清純な心」

キンギョソウ


花の形を金魚の尾ひれに見立てて、
この名前になったようですが、

ギリシャ語では「鼻のような」、
英語では「竜の口」。

いろんなイメージを喚起させてくれる存在です。

ゴマノハグサ科。
本来は多年草ですが、園芸上では一年草扱い。

南ヨーロッパから北アフリカの、地中海沿岸が原産地。40種ほどが分布しています。


日本への渡来は、江戸時代の終わり、万延元 (1860)年。
アメリカに派遣した使節が、タネを持ち帰ったのがはじまりとされます。

同時に、ペチュニア、スイートピー、ジギタリスなどの種子も入ってきました。


高さは、20センチ~1.5メートルほど。
草丈によって、「小(矮性種)」「中」「高(高性種)」と大きく3種類に分けられ、いろいろな用途に使われています。


花期は、4~6月にかけて。

タネを春にまくと、8~9月に開花し、温室栽培もひろく行われているので、比較的長期間出回っている花といえるでしょう。

花色は紫紅、紅、ピンク、黄、オレンジ、白など。
中心部分が白っぽくなる、復色系品種もあります。


さて、各国での呼び名ですが、

ギリシャ語の「鼻」は、たしかに西洋人の「わし鼻」っぽくも見えなくもないような。また、花の後の「実」が「鼻っぽいから」という説もあります。


英語の「竜の口」は、「スナップドラゴン」。

昆虫が花の中に入って蜜を吸う様子を、ドラゴン(竜)に飲み込まれている・・・と見たてました。

花の中央部をつまむと、「かぱっ」と口を開ける様子が、とても「それらしい」ようで、欧米では、子どもがパクパクさせて遊ぶんだそうです。

また、この花のもつ香りは、「魔よけ」と意味づけられ、紋章のモチーフにもされています。

・・・ふむふむ、なんだか「ハリー・ポッター」の、薬草学の授業に出てきてもおかしくないような存在ですな。


多様なイメージそのままに、花言葉も前向き・後ろ向き両方がつけられていますが、ここでは、色合いの美しさに着目した前向きバージョン、「清純な心」をご紹介いたしました。

2006年07月01日

7月1日の誕生花「アジサイ」

花言葉は「移り気」

アジサイ

花言葉は「移り気」

アジサイ

日本の梅雨の風物詩は、
やはりこの花で決まりでしょう。

まさに、今が盛り。

とは言え、「咲き誇る」という、

「どうだー!」感あふれる表現は、ちと似合わない気がいたします。


ユキノシタ科。落葉低木。

日本原産の花木ですが、「これが原種!」という種は、確定されていないんだそうです。

おそらく、現在の「ガクアジサイ」系の種類がそうなのではないか、と推定されています。


高さは、1,5~2メートルほど。

花期は、6~7月にかけて。4枚の花びらにみえるのは、萼です。

基本の花色は、淡い青紫ですが、青、紫、ピンク、赤、白や、複色もあり、総じてカラフルなのは「西洋アジサイ」です。

これは、日本の自生種が中国からイギリスへと渡って改良され、逆輸入されるようになったもの。

鉢物むけの小型種も作り出されています。


「花色が土壌のph(酸性orアルカリ性)で変わる」云々は、メジャーなうんちくですので、すっ飛ばすことにしまして・・・

この花に、愛する女性「お滝」の名前をつけて紹介したシーボルト関連について。

(こっちもメジャー? まぁそうですが^^;)


☆ シーボルトは国籍を偽っていた!

じつは彼はドイツ人。
しかし鎖国時代は、オランダ人しか長崎に入国できなかったため、オランダ人として来日していました。


☆ 「お滝さん」は「ゲイシャガール」ではなかった!?

一般には、「其扇(そのぎ)」という名前の遊女で、シーボルトと出会ったときは16歳だった・・・と、されているんですが、遊女の「身受け(金を払って足を洗わせること)」には、莫大な金額が必要で、日本に来たばかりのシーボルトにはとても支払える額ではなかったであろうということ。


また、
出島には「遊女以外の女性」は、足を踏み入れることが禁じられていたので、「名前だけ遊女」となって、出島でシーボルトと暮らしたのではないか、と推測されています。


☆ 一歩間違うと「セクハラ医師!?」

では二人の出会いはどこで?

シーボルトは来日してすぐに、長崎奉行の特別の許可を得て、出島の外で日本人の患者を診察しました。外国から来た青年医師(来日時は27歳)は、すぐに評判となり、「お滝さん」は、患者の一人。で、たちまち相思相愛の仲に・・・。

まぁ、これも一説ですので、真相はつまびらかにはされていないようです。


二人の間には、イネという娘が生まれ、日本女性初の産婦人科女医として活躍。楠本イネの生涯は、宮沢りえさん主演でドラマになりましたっけ。

ともあれ、なかなかにドラマチックな人間模様を背負いつつ、「移り気」な人の心を映し出すかのように、今日も美しく、雨に打たれるのでありましょう・・・。