6月8日の誕生花は「タイサンボク」
6月8日の誕生花・タイサンボクの花言葉は「前途洋々」
《タイサンボク 漢字で書くと?》
「泰山木」「大山木」と書きます。
まさに「名は体を表わ」し、雄大な雰囲気をただよわせる樹木です。
大木にふさわしい大輪の花には、かぐわしい芳香があって、香水にも配合されています。
かなり高いところに上向きに咲くので、「高所からの観賞用」ですな。
《タイサンボクの基本情報》
モクレン科。常緑高木。
原産地は、北アメリカ東南部とされます。
ちょっと東洋っぽい雰囲気もあるので、意外な感じ?
日本への渡来も比較的最近で、明治初期のこと。
「新宿御苑」に植えられ、その堂々たる雰囲気と花の美しさから、庭木や公園などの植栽用として人気となりました。
樹高20メートルくらいまで大きくなります。
花期は、5月下旬~6月にかけて。
直径20センチくらいもある立派な花は、アイボリーホワイト。
木もそうですが、葉も、長さ20センチを超えます・・・。
そして花も! すべてがビッグスケールでございます。
《タイサンボク 名前の由来は大きさから?》
・・・この大きさは、やっぱり「アメリカン」といえばアメリカン。
アメリカに行った友人が「とにかく全部でかかった・・・とくに食べ物・・・」と、ゲッソリして帰ってきたことを思い出します。(管理人はアメリカに行ったことはないのです)
名前も、「その花や葉が壮大なことを賞賛して名づけられたのかもしれない」(By牧野富太郎博士)と、いわれています。
「小さきものはみなうつくし」(By清少納言)
「箱庭」「盆栽」「小宇宙」というような日本の美意識とは、対極にあるように思いきや・・・
蓮を連想させるような清楚な雰囲気の花のおかげか、広く愛されるようになったのですね。
《タイサンボクは香る花》
かぐわしい香りは、香水にも取り入れられ、「ゲラン」「ジバンシィ」といった有名ブランドの製品にも配合されています。
レモンの香りの中に、甘いフローラル調をミックスしたような感じ。
(この春「ハクモクレン」の香りを楽しんだのですが、あんな感じかな~・・・。とてもバランスの良い、さわやかな甘さが印象的でした)
大空に向ってのびのびと枝を伸ばす姿には、思わず「前途洋々」の花言葉を託してしまうような雄大さがあります。
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