11月3日の誕生花「サザンカ」
花言葉は「困難に打ち勝つ」
《サザンカ 漢字で書くと?》
11月3日の誕生花・サザンカのご紹介です。
漢字で書くと「山茶花」。
秋から冬の花の少ない時期に、次々と開花して、町に彩りを与えてくれます。
ツバキとは散り方が違って、花びらが一枚一枚バラバラになります。
《サザンカの基本情報》
ツバキ科。常緑高木。
日本原産です。
高さは12メートルくらいまで。
花期は、10月~12月にかけて。
ツバキより一足先に開花します。
野生種は、四国から九州中部(大分・熊本)に多く分布しているようです。
《サザンカは学名も「サザンカ」》
実は、ラテン語の「学名」も、「サザンカ」なんですね。
「Camellia sasanqua」です。
日本での呼び名がそのまま学名になりました。
そのワケは・・・
江戸時代に、長崎・出島に来ていたオランダ人のお医者さん、ツンベルクさんがヨーロッパに持ち帰りました。
そして向こうで広まったので、日本での呼び方がそのまま学名になったというわけです。
《サザンカはもともとサザンカではなかった!?》
もともと、日本での呼び名(漢字での当て字)も「ツバキ」の中国名「山茶花」が、 いつの頃からかこの花の名前として間違って定着したものなんです。
(あ、もちろん中国での発音は「サザンカ」ではありません、あくまで漢字での書き表し方について)
従って、中国で、もしくは日本で中国人の方に対して「山茶花」と書くと、相手はツバキの花と認識することになりますね。
近いようで遠い、中国と日本の「同音表記で異義」の単語をもう一つ。
「手紙」は、何だと思います?
実は、「トイレットペーパー」のことです。「なるほど、手の紙だわい」と納得ですが、中国旅行の際には、ちょびっとお気をつけ下さい。
おっと、サザンカから脱線してしまった^^;
ツバキと比較すると、花びらが薄く、軽やかな感じがしますね。しかし八重咲きは、なかなか豪華です。
「困難に打ち勝つ」という花言葉は、日増しに寒くなる時期を、あえて花期に選んだこの花に対して敬意を表したものと言えるでしょう。
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